60歳、65歳からの平均余命と長生きリスク

公開日:2014年10月14日

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老後に必要なお金を考える上で、老後の生活が何年続くかを考えておく必要があります。

自分がいつ死ぬかを考えるのは気持ちの良いものではありませんが、老後の生活が何年あるかを想定しておくことで、より老後に必要なお金が明確になります。

老後が何年あるかを知る上で、日本人の平均寿命から65歳からの平均余命を見ていきたいと思います。


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日本人の平均寿命と65歳からの平均余命

日本人の男女別の平均寿命は以下の通りです。

■日本人の平均寿命

  • 男性:79.59歳
  • 女性:86.35歳

日本の平均寿命は男性が79.59歳、女性が86.35歳となっています。四捨五入すると男性は80歳、女性は86歳ということになりますね。

老後の生活を60歳からと考えると、男性は20年、女性は26年が平均的な老後の生活ということになります。

最近は定年も伸びているので老後の生活を65歳からと考えると、男性は15年、女性は21年が平均的な余命となります。

あくまで平均ですので、当然100歳まで生きる人もいれば60歳を前にしてなくなってしまう人もいます。

老後の資金をいくらまで用意すれば良いかは人それぞれではありますが、平均寿命またはプラス5年くらいを想定して老後のお金の準備を考えるのが妥当といえます。

なお、都道府県によっても寿命が大きく異なります。長野や沖縄などが長寿のイメージが強い都道府県から意外に寿命の短い都道府県がありますので、気になる方は参考にしてください。


長生きリスクと老後のお金

日本人の平均寿命から60歳からの余命は20年から25年です。そのため、老後に必要なお金も60歳から20年分あるいは25年分をもとに計算されています。

老後の生活資金が公的年金だけで足りていれば、死ぬまでお金は足りますが、多くの人は年金だけでは足りない生活費分を何かしらの方法で準備しています。

そのため、長生きすればするほど老後に必要なお金は増えていきます。これが長生きリスクです。

  • 長生きリスクとは、長生きするほど老後に必要なお金が増えること

想定外に長生きをしたことは一般的には喜ばしいことですが、経済的には苦しくなってしまうためリスクとなります。

医療技術の進歩によって日本の平均寿命は延びてきていますので、長生きリスクも高まっているといえます。

長生きリスクに対応していくには、多めのお金を用意して老後の生活に入るか、公的年金のように死ぬまでもらえる収入を多めに用意することです。

■長生きリスクに対応する方法

  • 多めのお金を用意して老後の生活に入る
  • 個人年金などで終身年金を準備しておく

個人年金は様々な商品が用意されているので、終身タイプの年金もあります。早めに死んでしまうと損をすることになりますが、長生きリスクに対応するという意味では有効ですので検討すると良いと思います。


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