有料老人ホームにかかるお金

公開日:2014年10月8日

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

介護の心配があったり老後の生活の寂しさを解消するため、高齢者の暮らしの場所として老人ホームを選択する人もいますが、老人ホームに入るには当然費用がかかります。

老人ホームへの加入を検討するのは本人や家族になりますが、検討するにあたって有料老人ホームにかかるお金がいくらになるのかは重要な点です。本記事では一般的に老人ホームにかかるお金について紹介したいと思います。


[スポンサーリンク]

有料老人ホームにかかる費用

有料老人ホームにかかる費用は老人ホームによって異なりますが、一般的には以下の費用がかかることになります。

■有料老人ホームにかかる費用

分類 費目 金額
一時費用 入居一時金 数百万円~1億円
介護費用 数百万円
月額 管理費 5~20万円/月
食費 3~7万円/月
光熱費 5千~2万円/月

老人ホームにかかる費用は契約時にかかる一時費用と、毎月かかる月次の費用があります。

一時費用には入居の権利取得のための費用である入居一時金や、介護のサービスを受けるための費用である介護費用があり、それぞれ数百万円かかります。

施設によりますが、入居一時金については1億円かかるところもあり、老人ホームが富裕層向けのサービスであることがわかります。

月額にかかる費用には、管理費用、食費、光熱費などがあり、このあたりは施設で生活する老人ホームにかかる費用として納得感があると思います。

なお、入居一時金は老人ホームに生涯住み続けることの権利に対する費用なので、途中で退去することになった場合にはその費用の一部が返還されます。


老人ホームは20年で3,000万円以上かかる!?

入居一時金、介護費用が仮にそれぞれ500万円、介護費用、食費、光熱費などの月額費用が10万円だとすると、入居時に1,000万円、年額120万円のお金がかかります。

10年間住んだ場合は2,200万円、20年間住んだ場合には3,400万円がかかります。

この費用を高いと考えるか、安いと考えるかは人それぞれですが、もう一度マイホームを購入するくらいの費用がかかります。

持ち家で普通に生活していても生活費がかかりますので、老人ホームに入ることで追加される実質的な費用は入居一時金や介護費用などの一時金になります。

とはいえ、普通の老後の生活費も年金だけではまかなえないので、老人ホームに入るには年金以外に自分でお金を用意する必要があるといえます。

ゆとりのある老後には月35万円が必要といわれていますので、それ以上の生活はできるくらいのお金がある人や子供からの支援がある人は老人ホームの利用を検討できるといえます。

  • 老人ホームにかかる費用には一時金と月額費用がある
  • 入居一時金には数百万円から1億円かかる
  • 老人ホームに入るには年金以外に自分でお金を用意する


自分にあったお金の相談相手を見つける

老後のお金に対する不安を解消するには専門家に相談するのが一番で、特定の金融機関に属さないFPは大切なお金のことを相談する相手にぴったりです。

住んでいる地域や年齢、家族構成から自分にあった相談相手を探すことができるので、簡単に無料相談ができます。

FPを探して無料相談

サブコンテンツ

このページの先頭へ