確定拠出年金(401k)
老後のお金の準備方法に向いていると言われているのが確定拠出年金を活用することです。
確定拠出年金は自分で運用の指示をして資産を増やしていくタイプの年金制度で、運用の結果次第では損失が発生する可能性がありますが、大きな利益を出すこともできる商品です。
企業で加入していることも多いですが、加入していない場合個人でも加入できます。
確定拠出年金の制度の特徴や運用の方法や考え方、運営管理機関の選び方などを記事にまとめて紹介しています。
確定拠出年金(401k)の基本
- 確定拠出年金制度の特徴
- 確定拠出年金が生まれた背景
- 個人型・企業型の違い
- 確定拠出年金(401k)のメリット
- 確定拠出年金(401k)のデメリット
- 確定拠出年金(401k)の手数料
- 金融機関等の破綻時の取り扱い
- 自動移管のデメリット
- マッチング拠出の概要と節税効果
確定拠出年金(401k)の運用
- 確定拠出年金(401k)の運用の考え方
- 資産運用の方法と投資できる商品
- 確定拠出年金(401k)のリターンとリスク
- 分散投資の意味と必要性
- 元本保証型の商品
- 元本保証のない商品
- 「想定利回り」の意味
- アクティブ運用・パッシブ運用
- 「配分指定」と「スイッチング」
- 元本保証の商品で運用しているのに元本割れする場合
運営管理機関を選ぶ
年金の給付
確定拠出年金あれこれ
老後のお金を準備する方法として最も効率的と言われる商品の一つが確定拠出年金、通称401kです。
確定拠出年金は自分で運用商品の指図をして運用を行う年金制度で、毎月積立をしていくと将来の年金額が決まっている確定給付型の年金と比較して「確定拠出」年金と呼ばれています。
運用により損失が発生するリスクはありますが、自分が許容できるリスクをとって運用をすることができ、うまく運用をすることで大きく運用資産を増やすこともできます。
最大の特徴は税制優遇が手厚いことで、資金の拠出時、運用時、年金の受取時と3つのポイントで税制メリットがあります。
普通に資産運用をしている場合と比べると、資産運用は所得税が課税された後の手取り収入から資金を拠出して、運用益にも商品ごとに課税がされているので、10年20年と運用を続けていると貯まる金額には大きな差がつきます。
確定拠出年金には、企業が退職金がわりに加入している「企業型」と自営業の人や企業型の確定拠出年金に加入していない企業に勤務している人が加入する「個人型」があります。
企業型の場合は拠出金は企業が負担して従業員は運用の指図だけをすることになりますが、マッチング拠出制度がスタートして従業員が掛金を負担して確定拠出年金に上乗せして拠出することも可能になりました。
個人型の場合は月に68,000円、年間816,000円を拠出することが可能になっていますが、個人年金基金との拠出額の合計額が限度額を超えてはいけないことになっています。
401kに拠出したお金は途中で解約して返金してもらうことは原則できませんが、老後のお金を準備するには最適な商品です。
個人年金保険と同様に公的年金の上乗せの年金としてぜひ活用したい制度です。