アクティブ運用・パッシブ運用の意味と違い

公開日:2015年1月23日

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

401kの運用する商品のメインは投資信託になりますが、投資信託の中にはパッシブ運用とアクティブ運用という2つの種類があります。

投資信託に投資をする際には重要な考え方ですので、パッシブ運用とアクティブ運用の意味や違い、また結局どちらがおすすめなのかを紹介していきたいと思います。


[スポンサーリンク]

アクティブ運用・パッシブ運用の意味

  • パッシブ運用 :市場に連動した値動きを目指す運用方法
  • アクティブ運用:市場を上回る値動きを目指した運用方法

パッシブ運用とは市場に連動した値動きを目指す運用方法のことです。日経平均やTOPIXなど連動を目指す指数(ベンチマーク)が決まっていて、それらの指数と同じ価格変動をするように銘柄を選定し運用をします。

一方、アクティブ運用とはそういった指数を上回るような利回りを追求して運用をしていく投資方法です。成長が見込める業界や銘柄に集中して投資をするなどして市場以上のパフォーマンスを得ることを目指して運用をします。


アクティブ運用・パッシブ運用の違い

実際に投資信託へ投資をする際にパッシブ運用の投信かアクティブ運用の投信かを選ぶ必要があり、「市場を上回る利益を目指す」というとアクティブ運用の投資信託の方が良いように思いますが、それぞれの違いを理解する必要があります。

■アクティブ運用・パッシブ運用の違い

  • 過去の実績ではパッシブ運用の方がリターンが大きい
  • 手数料はアクティブ運用の方が高い

まずアクティブ運用の投資信託はあくまで市場を上回る利益を「目指す」ものですので、必ず達成できるものではありません。

実際に過去のアクティブ運用とパッシブ運用のパフォーマンスの実績を見ると、パッシブ運用の方がリターンが大きくなっています。長期的にはアクティブ運用では市場平均を上回れないことが過去の調査でわかっているのですね。

また手数料を見ても市場に連動するよりもそれを上回る運用の方がコストがかかるので、アクティブ運用の投資信託はパッシブ運用のインデックスファンドなどよりも手数料が高くなります。

インデックスファンドの信託報酬は0.25%程度のものが多いですが、アクティブ運用のファンドは0.5%から1.0%の信託報酬がかかるファンドが多くなっています。

長期の運用になると手数料の差はわずかでも、長期運用を続けていると大きくなっていきますのでアクティブファンドのパフォーマンスを下げる要因となっています。

一部のアクティブファンドがインデックスファンドを上回る実績をあげている事実もありますが、それらはごく一部であり多くのアクティブ運用のファンドの実績はパッシブ運用の代表であるインデックスファンドを上回っていません。

また、今後インデックスファンドを上回るアクティブファンドは誰にもわかりません。

最終的にどちらのファンドを選ぶかは一人一人の判断によりますが、当サイトとしては迷わずパッシブ型のファンドでの運用をおすすめしています。

401kで投資をする際にはパッシブ型、アクティブ型と明確に選択はできないかもしれませんが、インデックスファンドはパッシブ型の投資信託の代表ですので、インデックスファンドを中心に資産を構成されると良いと思います。


自分にあったお金の相談相手を見つける

老後のお金に対する不安を解消するには専門家に相談するのが一番で、特定の金融機関に属さないFPは大切なお金のことを相談する相手にぴったりです。

住んでいる地域や年齢、家族構成から自分にあった相談相手を探すことができるので、簡単に無料相談ができます。

FPを探して無料相談

サブコンテンツ

このページの先頭へ