孫への教育資金も必要になることを考えて老後のお金を考える時代

公開日:2014年10月10日

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

最近では祖父母から孫への教育費を支援することが増えており、老後のお金を考える人たちの中で「孫への教育資金」をあらかじめ見込んでお金を貯めている人もいるようです。

これまでも子供の住宅取得資金を親が支援することもありますが、人生の大きなお金のイベントである教育費についても親からの支援が増えているようです。


[スポンサーリンク]

孫への教育資金が必要になってきている背景

■孫への教育資金が必要になってきている背景

  • 少子化
  • 現役世代の収入の伸び悩み
  • 一人当たりの教育費の増加

今30代、40代のこれから老後を迎える方は「トリレンマ世代」とも呼ばれ、教育、退職、介護が同時に訪れる世代といわれています。

また、少子高齢化の流れから、受給開始年齢の引き上げや減額など、年金制度は悪くなることこそあれ良くなることはなく、その流れは後の世代になるほど顕著になるでしょう。

一方で、高度経済成長を終え、横並びで給料が上がっていた時代でもなくなり、労働力の安い新興国に仕事を奪われるなど、現役世代の労働環境や給料は確実に悪化しています。

そのような若年世代ほど苦しくなる現在において、祖父母が孫の教育費を支払ったりすることも珍しくなくなっています。

少子化が進む中で、子供一人へかける教育費が高くなってきていることも孫への教育が必要な一因になっています。


必要になる孫の教育資金

孫の教育資金を準備しておくとして、一体いくらくらい準備をしておけば良いでしょうか。

人それぞれではありますが、200万円から300万円くらいを援助する人が多いようです。

■必要になる孫の教育資金

  • 200-300万円

教育資金はすべて公立の学校に行かせるか、私立に行かせるかで大きく異なります。習い事や塾に行かせたり、大学に入学して一人暮らしを始めたりすると家賃や仕送りも必要になります。

そういう意味でお金はいくらあっても余ることはなく、あるだけお金を使うことができます。

お金をかけたら良い教育かというのは別の話ですが、少なくともお金があれば選択肢は広がります。

最低限、大学入学時に300万円程度があれば良いといわれていますので、その金額の全部または一部を援助するだけでも現役世代の家計はかなり楽になります。

孫の成長が自分の生きがいという人もいますので、そういう人は孫の人生に選択肢を持たせてあげるためにも、教育資金はなるべく多めに準備しておいてあげたいですね。

マイホーム取得時の資金援助と合わせて、今後は一層「次世代にお金を渡す」ことを念頭に置いてお金を準備する必要があります。

自分のことだけでなく、後の世代のことも考えないといけないとは・・・どの世代も大変な時代ですね。


自分にあったお金の相談相手を見つける

老後のお金に対する不安を解消するには専門家に相談するのが一番で、特定の金融機関に属さないFPは大切なお金のことを相談する相手にぴったりです。

住んでいる地域や年齢、家族構成から自分にあった相談相手を探すことができるので、簡単に無料相談ができます。

FPを探して無料相談

サブコンテンツ

このページの先頭へ