老後の不安や心配は「お金」と「健康」で、不透明感が不安にさせる

公開日:2014年9月19日 最終更新日: 2014年10月7日

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老後に対して何となく不安を抱いている人は、若い人でも定年退職を控えた世代でも多いものです。

最近では特に若い人を中心に、自分の年金がきちんと支払われるのか、少子高齢化によって十分な年金が受け取れないのではないかという不安な気持ちを持っている人が多いようです。


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8割以上の人が老後の生活に不安を感じている

実際に現役世代に「老後に不安はありますか」と調査をすると、実に8割以上の人が老後に何かしらの不安があると答えています。

■老後生活の不安の有無
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※出典:生命文化保険センター「生活保障に関する調査」

平成25年度の老後の生活に「非常に不安を感じる」、「不安を感じる」、「少し不安を感じる」と答えた「不安あり」の人は合計で86%ほどになります。

老後の生活は安定した収入は年金しかなく、年金だけでは暮らしていけないので、多くの人が現役時代にためた貯金などを切り崩しながら生活をしています。

貯金が減っていく生活というのは不安な気持ちになりますし、老後の生活の長さは人によって異なりますが、日本人の平均寿命が男性82歳、女性88歳といわれている昨今では、60歳に引退しても20年以上続くことになります。

セカンドライフというと、余生というイメージを持つ人も多いですが、セカンドライフは意外に長いものなのです。不安な気持ちになるのはある意味当然とも言えますね。


多くの人が年金に不安を感じている

具体的にどのようなことに不安を感じているか調査すると、以下のような結果になります。

■不安に感じていることの内容
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※出典:生命文化保険センター「生活保障に関する調査」

最も多くの人が不安に感じているのは、「公的年金だけでは不十分」ということです。

つまり老後のお金が足りなくなるのではないかという不安ですね。ここ7、8年は悩みの内容の傾向は変わっていません。

次いで日常生活に支障が出るのではないかという健康に関する悩みが多くあげられています。

3番目以降もほとんどお金に関することですので、老後の悩みはお金と健康に関するものが多く、とりわけお金に関する悩みが最も多くの人を悩ませていることがわかります。


悩みの根幹は「不透明感」

お金や健康に関する悩みが多いのは、これらがとても不透明に感じるからでしょう。人間は得体のしれないものに対して恐怖するともいわれていますので、先が見えないということは不安や恐れにつながります。

  • 老後のお金に関する不安は「不透明感」から来ている

老後のお金については、公的年金が破たんするといった類のニュースもあり、老後の頼みの綱が年金という方は不安に感じられる方も多いと思います。公的年金は国の社会保障の根幹で、不足分が出ても税金が使われることになるので公的年金が破たんするということはまずありません。

そのように漠然とした不安を感じてしまうのも、老後のお金が「いくらかかって、いくらもらえるのか」分かっていないことから来ています。

そのためまずは公的年金がいくらもらえるかをベースにして、老後のお金の不透明感を払しょくしていくことが、これから老後を迎える私たちに今できることです。

  • 老後のお金のことを知ることで、不透明感が減り、老後への不安な気持ちも少なくなる

お金の不透明感を払しょくすることで、老後のお金に対する不安な気持ちもなくなります。現役時代に老後のお金の不安を抱えながら生きていくのはすごくストレスにもなるので、今を楽しく生きるためにも老後の不透明感はなるべく早くなくして準備に入りたいですよね。

もちろん先のことを完全に見通すことはできませんが、生活にいくらかかるのか、それに対して収入が足りているのかを考えていくことで、現役世代の時に用意しないといけない金額やすべきことが見えてきます。

当サイトでは老後のお金に関する基礎知識や考え方、準備すべきお金のため方などを総合的に紹介しています。老後のお金に不安な方は一緒に考えて、老後のお金に対する不透明感を払しょくして明るい老後を目指していきましょう。


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