積立保険で貯蓄と保障を同時に行うことのメリットと注意点

公開日:2014年10月9日

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老後のお金の準備のために関わらず、保険には貯蓄性の高い商品があり、積立保険と呼ばれています。

本記事では積立保険の特徴やどのような保険商品があるのかについて見ていきたいと思います。


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積立保険の定義と特徴

積立保険は明確な定義はないものの、貯蓄の機能と保障の機能がある保険です。

  • 積立保険は貯蓄の機能と保障の機能がある保険

保険料を毎月支払っていきお金を積み立て、満期を迎えるなど一定条件で積み立てたお金を年金または一時金で受け取ることができる保険のことです。また、積み立てている期間には保険の商品ごとに保障の機能も備えている点も特徴的です。

老後のお金の準備方法として人気の個人年金保険も積立保険の一種といえます。


積立保険の種類

積立保険と呼ばれる保険には以下の商品があります。

■積立保険の種類

種類 特徴
個人年金保険 一定期間保険料を納めることで、老後に契約に応じた年金を受け取ることができる保険。
年金の受け取り方や年金額、通貨など様々な商品がある。
学資保険 保険料を納めることで子供の大学進学までの教育費を積み立てる保険。
保険期間中に契約者が死亡した場合、保険料の支払う必要がなくなり、満期に保険金を受け取ることができる。
低解約返戻金型
終身保険
一定期間解約返戻金率を低く押さえた終身生命保険。
一定期間を超えると解約返戻金は100%を超え、積み立てた保険料以上の解約返戻金を受け取ることができる。
積立火災保険 住宅の火災等による損害を補償し、満期を迎えると返戻金を受け取ることができる保険。
積立傷害保険 交通事故をはじめとした契約者や家族のけがの損害を補償し、満期を迎えると返戻金を受け取ることができる保険。

老後のお金の準備に利用できるのは個人年金保険、低解約返戻金型終身保険くらいではありますが、保障を受けつつ積立もできるのは便利なので各分野の保険で積立保険タイプの商品が提供されています。

「積立」という言葉がつくので、損害保険の積立保険のイメージが強いですが、学資保険や生命保険でも保障と貯蓄の機能を持つ積立保険が出されていますね。


貯蓄と保障が一緒になっているのは良いことなのか??

保障と貯蓄を兼ねているとお得な気がしますが、必ずしもおすすめとは言えません。

積立保険という商品を分解して考えると、私たちが支払った保険料は「保障」と「貯蓄」の両方に使われることになり、それぞれにかかる保険料がいくらなのかが明確でなく、保険料の妥当性の判断が難しくなってきます。

他の金融商品との比較も難しくなるので、保障は保障、貯蓄は貯蓄として、支払った保険料の貯蓄性の効率についてはきちんと別の金融商品と比較して投資の検討をする必要があるといえます。

  • 保障は保障、貯蓄は貯蓄として、冷静に投資すべき金融商品を評価する


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