20代、30代から考えたい個人年金と早く準備を始めることの効果

公開日:2014年12月3日

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20代や30代の人で老後の個人年金保険に加入している人は少ないですが、早くから個人年金に加入していると戻り率が高くなり、毎月の保険料も安くなるなど多くのメリットがあります。

老後のお金の準備全般に言えることですが、早くから準備を始めることで有利で効率的にお金を貯めることができますので、20代30代から個人年金保険に加入することの効果やメリットを見ていきたいと思います。


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20代、30代から考えたい個人年金

60歳以降の生活費は主に公的年金によるところが大きくなります。

しかし公的年金だけでは老後のお金が足りないことは明らかですので、何かしらの方法で公的年金以外のお金を準備していく必要がありますが、その中でも人気なのが個人年金保険です。

個人年金保険には必要な保険料を一時で支払う一時払いと分割払いがありますが、20代30代で必要なお金を一括で準備できる人は少ないので、月払いや年払いなどの分割払いで準備するのが一般的です。

分割払いをする場合、20代30代など早くから契約することで積立期間を長く取ることができ、有利に年金の準備ができます。


早く準備を始めることの効果

■個人年金保険を早くから準備することのメリット

  • 保険料の負担が少なくすむ
  • 運用期間を長く取ることができる
  • 個人年金保険料控除を長く受けることができる

20代、30代から始めると、時間が味方になって多くのお金を準備することができ、また同じ金額を準備するのであれば少ない積立金額でお金を準備することができます。

老後に必要なお金は変わらないので、3,000万円を積み立てようとする場合に必要になる月々の積立額は25歳から60歳まで積み立てる場合は毎月7.1万円でためることができますが、45歳から積み立てる場合には16.7万円の積立が必要になります。

60歳までに3,000万円を準備しようとする時の積立開始年齢ごとに毎月必要になる積立金額は以下のようになります。

■60歳までに3,000万円を貯めるのに必要な期間と毎月の積立金額

積立を開始する年齢 60歳までの期間
(年)
60歳までの期間
(月)
必要な積立額
25歳 35年 420か月 7.1万円
35歳 25年 300か月 10.0万円
45歳 15年 180か月 16.7万円
55歳 5年 60か月 50.0万円

上記は積み立てたお金の利回りを考慮していませんので、実際には運用益の分だけさらに早く始めた方が有利になります。

さらに個人年金保険は個人年金保険料控除を受けることができますが、控除額は年間の上限額がありますので、保険料の払込期間が長いと長期間控除を受けることができ、節税メリットも大きくなります。

20代から老後のお金を準備するなんて早すぎるのではないかと考える人も多いですが、経済的な面だけを考えると早く始めることにメリット以外ありません。

他にお金の使い道があるという人は多いと思いますが、そのうちの一部でも老後のお金の準備のために回しておきたいですね。


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