人気の老後資金のための運用商品は定期預金と個人年金保険
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老後の収入は公的年金がメインになりますが、多くの人は公的年金だけでは老後の生活費に足りないので、自分で老後のお金を用意することになります。
自分でお金を用意する方法はいくつかありますが、どんな方法で老後のお金を準備するのが人気なのか見ていきましょう。
自分でお金を用意する方法と人気の方法
自分で老後のお金を用意する方法には以下の方法があります。
■自分でお金を用意する方法
- 貯金する
- 資産運用で増やす
- 個人年金や確定拠出年金などを利用して「自分年金」を用意する
- 退職金を老後の資金とする
- 仕事をして収入を得る
詳細については別の記事で紹介していますが、退職金や老後も仕事をして収入を得る方法は、その人の職業や状況によっても活用できるかどうかがわかれますので、今回は多くの人が利用できる貯金や資産運用の中でどういう商品が選ばれているかを見ていきます。
生命保険文化センターが行った調査によると、老後のお金を自分で用意する時にどのような商品で用意しているかは以下のようになっています。
■老後のお金の準備状況
出典:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」
預貯金が最も多く43%の人が預貯金をして貯めており、次に多いのが個人年金保険や変額年金、生命保険で41.3%となっています。
次いで、損保の年金商品が7.7%、有価証券が6.2%と大きく離れていますので、老後のお金を準備している人は預貯金や個人年金が圧倒的に多いのがわかります。
- 老後のお金を自分で用意する場合、預貯金と個人年金保険が人気の商品
公的年金以外の老後のお金を何かしら準備をしている人の割合は62.7%となっており、個人的な感覚よりは多い結果になっていました。
これから準備する人は預貯金で貯めようとしている?
これから準備する人も含めて、どのような方法で老後の資金をまかなっていきたいかという質問に対する回答は以下のようになっていました。
■老後の生活資金をまかなう手段
出典:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」
公的年金が多いのは当然ですが、その他では預貯金が67.1%、企業年金・退職金が39.5%、個人年金が30.6%と回答の多い答えになっていました。
まだ準備をしていない人を含めると預貯金の割合が増し、個人年金が減っていることを考えると、準備前は預貯金で貯めようとしている人がほとんどですが、いざ準備を開始すると勉強をして個人年金などの自分年金にたどりつくという傾向になっているようですね。
- これから老後のお金を準備をする人は「預貯金」で準備しようとしている人が多い
預金はシンプルな方法ではありますが、超低金利の現在では「お金を増やす」という効果はほとんど望むことができませんので、老後までの期間が数十年あることを考えると、積み立てたお金を運用をしてくれる個人年金保険を選ぶという人が多いのかもしれません。
「貯蓄から投資へ」という言葉が叫ばれて久しいですが、老後のお金の運用を株式などの有価証券で行うという人はまだまだ少数派のようですね。
将来の生活資金となるお金をリスクのある商品で運用するのは危険なので、ある意味当然かもしれませんが、余裕資金の運用であれば株式取引や投資信託での運用もハイリターンを狙うことができるので検討してみても良いかもしれません。
- 老後のお金を自分で用意する場合、預貯金と個人年金保険が人気
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