公的年金以外で老後のお金を準備する手段
老後の収入として最も大きなものは公的年金で、公的年金がいくらもらえるかは老後に必要なお金を考える際には欠かせません。
公的年金に自分で用意したお金を加えた金額が老後の資金となりますが、公的年金は同じ条件であれば受給できるお金は同じになりますので、自分で用意した金額によって老後の生活の豊かさが大きく変わってきます。
公的年金以外に老後のお金を用意する手段はいくつかあるので、本記事で紹介したいと思います。
公的年金以外で老後のお金を準備する手段
公的年金以外に老後のお金を準備するには以下の方法が考えられます。
■公的年金以外で老後のお金を準備する手段
- 貯金する
- 資産運用で増やす
- 個人年金や確定拠出年金などを利用して「自分年金」を用意する
- 退職金を老後の資金とする
- 仕事をして収入を得る
貯金する
まずは貯金です。
最もシンプルですが、毎月きちんとためて目標金額に達するのであれば貯金をするのが確実で良いですね。
なかなか貯金ができないという方は、貯金を戦略的に行う方法を紹介していますので参考にしてください。
資産運用で増やす
老後までに期間がある場合や、余裕資金をさらに増やしたいという場合には資産運用をして増やすこともできます。
銀行預金では金利でお金はほとんど増えませんので、金融商品に投資をしてお金を増やすのは有効です。
運用というとリスクがあるようで怖がる人もいますが、金融商品にはハイリスクハイリターンの商品からローリスクローリターンの商品まで色々あります。
ハイリスクハイリターンの商品の代表が株式取引やFXで、ローリスクローリターンの商品には社債や国債などの債券投資や債券に投資する投資信託などの商品があります。
注意点は、生活資金をリスクにさらさないことと、ローリスクハイリターンの商品はないということです。
リスクのある商品は元本がマイナスになる場合もありますので、老後の生活資金を投資しているとお金が減ってしまい老後の生活に支障が出てしまいます。リスクを取って良いのは余裕資金だけにしましょう。
またローリスクハイリターンの商品はないので、そのような商品は詐欺商品の可能性が高いです。老後のお金を少しでも増やしたいあまり、「必ずもうかります」という誘い文句に乗らないようにしましょう。
「自分年金」を用意する
自分で年金を用意する自分年金も人気です。個人年金や確定拠出年金は国の公的年金以外に自分でお金を積み立てて、一定の年齢に達してから年金でもらえるものです。
公的年金だけでは不安な人に人気で、国も自分年金を推奨しているので税制の優遇もあり、多くの人が自分年金で老後のお金を準備しています。
退職金を老後の資金とする
サラリーマンの人であれば退職金を老後の資金とすることも考えられます。
退職金で住宅ローンを完済する人も多いですが、すでに住宅ローンを返済済みの人であれば退職金をまるまる老後の資金とすることができます。
退職金も人それぞれですが、2,000万円から2,500万円が平均と言われていますので、退職金と公的年金だけで老後に必要なお金を用意できる人もいます。
仕事をして収入を得る
逆に自営業の人であれば、定年退職がないので老後も働き続けるという選択もできます。自営業者でなくとも最近は定年後も働き続ける人が多くなっています。
いつまで働けるかという問題はありますが、ある程度の収入が見込めるので、老後のお金の心配はほとんどなくなり、逆にお金を貯めることもできます。
「老後は働かずにゆっくり好きなことをしたい」という人には向いていないかもしれませんが、仕事が生きがいという人もいますので、人によっては有効な方法といえますね。
自分にあったお金の相談相手を見つける
老後のお金に対する不安を解消するには専門家に相談するのが一番で、特定の金融機関に属さないFPは大切なお金のことを相談する相手にぴったりです。
住んでいる地域や年齢、家族構成から自分にあった相談相手を探すことができるので、簡単に無料相談ができます。