転職を決めた30代が退職のタイミングによって年金を増やす方法

公開日:2015年2月25日

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年金は働き方によって将来受け取ることのできる年金が大きく異なりますので、働き方による年金の違いを理解することが重要です。

当サイトでは様々な職業ごとに年金を増やす方法を紹介していますが、ここでは転職を考えている人に向けて年金面から見て良い退職のタイミングや年金を増やす方法を紹介したいと思います。


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退職のタイミングによって年金を増やす方法

  • 月末に退職して厚生年金加入月数を最大化する

転職などで会社を退職する場合は「月末に退職する」のが年金を最も多くもらうことができる方法です。

厚生年金の加入期間は月単位でカウントされますが、加入期間は「入社した月」から「資格喪失日の前月」までとなっています。

■厚生年金の加入期間

  • 開始:入社月
  • 終了:資格喪失日の前月

仮に2014年4月2日に入社して2015年1月15日に退職した場合、入社月は2014年4月となります。資格喪失日とは退職日の翌日のことですので、資格喪失日は1月16日となり「資格喪失日の前月」は2014年12月となり、加入期間は9か月となります。

2015年2月から新しい会社に勤務し始めると、新しい会社での厚生年金加入期間の入社月は2015年2月からとなりますので、2015年1月の1か月分は厚生年金加入期間とならず国民年金に加入しないといけません。

これを2015年1月31日に退職をして2月15日から新しい会社で働き始めるとすると、退職する会社の厚生年金の資格喪失日は2月1日となり、資格喪失日の前月は2015年1月となり厚生年金の加入期間は1か月増え「10か月」となります。

新しい会社の入社月は2015年2月となり、退職から新しい会社で働きだすまでの日数は同じなのに厚生年金加入期間に穴がなくなり国民年金に加入する必要がなくなります。


1か月でも厚生年金に長く加入する

退職する際に年金面でお得になる辞め方を見てきました。

月末に退職をすることで他の日に退職するよりも1か月分長く厚生年金に加入することができることがわかりました。

たかが1か月分と考える方もいるかもしれませんが、将来受け取る年金額を考えると1か月分でも厚生年金の加入期間が長い方が有利なことに間違いありません。

老後の生活は公的年金だけでは厳しいと言われているので、1円でも多く年金を受け取るように努力することが重要になってきます。

一般的には転職をすると生涯年収は落ちていきますので、その点を考えても老後の年金は少しでも多く受け取れるようにしておきたいですね。

また厚生年金の上乗せ年金である加給年金は年下の配偶者や年金受給時に18歳未満の子供がいる場合に受け取ることができますが、さらに厚生年金加入期間が20年以上必要になります。

1か月で受給資格を得ることができなかったという人もいますので、そのようなことがないように厚生年金の加入期間は1か月でも長くなるように賢く退職するようにしましょう。


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