40代の自営業者が国民年金の上乗せ年金を活用して年金を増やす方法

公開日:2015年2月25日

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自営業の人など国民年金に加入している人は20歳から60歳までの40年間漏らさず保険料を支払うと満額で77.2万円の年金を受け取ることができます。

年間77.2万円は月額にすると約6.4万円となりますが、月に7万円弱の収入では老後の生活は厳しいので年金の上乗せを検討する必要があります。

国民年金に加入する第1号被保険者が年金を上乗せする方法としていくつかありますが、おすすめの方法は国民年金基金確定拠出年金を活用することです。


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国民年金基金で年金を上乗せ

日本の公的年金は3階建てと言われていて、厚生年金、共済年金に加入している人は3階建ての上乗せがありますが、国民年金に加入している第1号被保険者の上乗せできる年金は国民年金基金と確定拠出年金で2階建てになっています。

国民年金基金は国民年金とは別にお金を拠出することで将来の年金を上乗せすることができる年金基金です。

掛金は加入年齢や年金の型によって決まりますが、月に68,000円で年額81.6万円が上限となっています。

準備することができる年金額も掛金や年金の型によって異なりますが、毎月上限に近い金額を積み立てることで、約100万円の上乗せ年金を用意することができます。

さらに国民年金基金に拠出した金額は全額所得控除されますので、所得税や住民税の節税にもなります。

所得税は累進課税なので節税額は収入によって異なりますが、課税所得が600万円の人なら約16万円、800万円の人なら約18万円の節税になります。


確定拠出年金で年金を上乗せ

国民年金基金のほかに年金を上乗せできるのが確定拠出年金(401k)と呼ばれる年金です。

国民年金基金同様、任意に加入することができる年金制度で、拠出したお金の運用を加入者自身で指示することができるのが特徴です。そのため拠出したお金の利回りは運用結果次第で決まり、大きな利益が出ることがあれば場合によっては損失が発生する場合もあります。

確定拠出年金は国民年金基金と同様、拠出したお金が全額所得控除になるだけでなく、運用によって得た利益は非課税、年金を受け取る際にも公的年金等控除や退職所得控除を受けることができます。

掛金は毎月5,000円以上1,000円単位で設定することができ、最大で上限6万8,000円まで拠出することができます。

掛金は国民年金基金と合計で6万8,000円までですので、どちらかあるいは両方の合計を上限内におさめる必要があります。

どちらを選ぶかは好みにもよりますが、運用をプロに任せて安定した利益を得たい場合は国民年金基金、自分で運用をしていきたいという人は確定拠出年金を選択するのが良いと思います。


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