海外で老後を過ごす場合に有利な国とその理由

公開日:2014年10月14日

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豊かな生活や現役時代から持つ憧れ、まだ見ぬ文化や暮らしの刺激などを求めて、老後は海外で過ごしたいという人は多いです。

とはいえ、一口に海外と言っても国によって生活費や住環境は大きく異なります。経済的に余裕のある人はまだしも日本でもぎりぎりの老後生活となる方は、海外に移住する場合も国を選んで移住する必要があります。

本記事では、海外で老後を過ごす場合に有利な国やその理由を見ていきたいと思います。


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老後に移住するのに人気の国

実際に多くの人に選ばれている国を見てみると、人気の国は、タイやマレーシア、オーストラリア、ニュージーランド、ハワイなどになっています。

旅行でも人気のリゾート地が人気で、老後は海外でのんびり過ごすというライフスタイルを選んでいる人が多いようですね。

■海外移住に人気の国・場所

  • タイ
  • マレーシア
  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • ハワイ


老後に移住するのに有利な国

老後に移住するのに有利な国はタイやマレーシアといった東南アジアの国々です。

  • 老後に移住するのに有利な国はタイやマレーシアなど東南アジアの国

一番大きな理由はやはり物価の安さです。

日本で普通に老後の生活をするには月に約25万円、ゆとりのある老後の生活には月に約35万円が必要といわれています。

一方で、東南アジアの生活費は日本の4分の1といわれていますので、単純計算で普通の生活をするのに月6万円、ゆとりのある生活をするのに月9万円程度の生活費ですむということになります。

元々が持ち家を想定しているので、実際には住居費がもうすこしかかると思われますが、それを差し引いても日本で暮らす半分以下の生活費で暮らしていけます。

日本で普通に暮らす生活費があればかなり裕福な暮らしをすることができるので、かなり有利に暮らすことができるといえます。

ヨーロッパやアメリカなどは日本と同程度の物価水準なので、家を準備しないといけないことを考えると、経済的に有利とは言えません。


インフレリスクには要注意

物価面で見ると有利と思われる東南アジア諸国ですが、インフレのリスクがある点には注意しないといけません。

  • 東南アジア諸国への移住を検討する方はインフレリスクに要注意

東南アジア諸国は新興国ですので、今は物価が安いですが、経済力は年10%程度で急速に成長しています。経済が成長しているということは高度経済成長期の日本のように給料が上がり、それに伴って物の値段も上がっていきます。

そのため、現在の物価水準で暮らし続けることは難しい可能性は高く、物価が上がっていくインフレのリスクがあるといえ、移住をする場合には物価上昇も考慮した上で生活費を準備する必要があります。

移住をする前に物価が上がってしまったら、最悪移住を中止すれば良いですが、移住を始めてから物価が上がってしまうと困ったことになります。

老後の生活は20年から25年ありますので、日本を例にして考えると物価が2倍、3倍になることも十分に考えられます。物価が倍になっても最低限の生活をすることができるのかをよくよく考えて移住を検討する必要があるといえます。


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