海外で老後を過ごすことの意味とメリット・デメリット
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
老後の生活はこれまで住んでいた場所を離れて、移住したいという人は多いと思います。環境を変えることで新鮮な気持ちになりますし、自然や物価など都心部にはない魅力も多くあります。
中でも、海外に移住したいという人は多く人気です。
想像で何となく憧れを抱きますが、老後をどこで暮らすかは非常に重要で、気に入らなかったからやっぱりやめたというのは難しいので、慎重に検討する必要があります。
海外への移住はイメージで憧れている人も多いので、海外で老後を過ごすメリット・デメリットを紹介したいと思います。
老後を海外で過ごすスタイル
老後を海外で過ごす場合、移住する国によって環境が大きく異なります。
老後を海外で過ごす人たちの中で人気の国は、タイやマレーシア、オーストラリア、ニュージーランド、ハワイなどです。
物価の安い東南アジア圏やリゾートでも人気の国が移住する国としても好まれているようです。
■海外移住に人気の国・場所
- タイ
- マレーシア
- オーストラリア
- ニュージーランド
- ハワイ
海外に移住をする場合、ビザの問題があり海外移住専門の業者もいます。一部の国では海外リタイア生活をしたい人向けのリタイアビザを発行している国もありますが、条件が厳しいため海外移住を諦めないといけない人もいます。
そのため、完全な移住ではなく1年間のうち数か月を海外で過ごすロングステイ方式で海外生活を楽しむ人も増えてきています。
多くの国では3か月はビザなしで滞在可能なビザ免除制度があるので、ロングステイ方式であればビザの問題なく海外生活を楽しむことができます。
■老後を海外で過ごすスタイル
- 完全移住
- ロングステイ方式
日本と海外の2か所に拠点があるのは便利ですが、当然お金もかかりますので、経済的に余裕のある人に限られる面もあります。日本で家族と触れ合うこともでき、余裕のある人たちには人気のスタイルです。
老後を海外で過ごすことのメリット
老後を海外で過ごすことには以下のメリットがあります。
■老後を海外で過ごすことのメリット
- 物価が安い
- 日本では得られない経験ができる
- 語学力が鍛えられる
- 人間関係をリセットできる
海外で老後を過ごす場合、国にもよりますが物価が安く同じ収入であれば豊かな生活ができることが大きなメリットです。
日本で普通の老後の生活をするには月に約25万円が必要といわれていますが、オーストラリアやニュージーランドでは同じ金額で40万円程度の生活が、東南アジアのタイやマレーシアでは月100万円収入があるのと同じ生活ができるといわれています。
今後の経済成長と物価上昇によりあてが外れてしまう可能性がありますが、日本より豊かな生活ができる可能性は高いでしょう。
二点目に、何もかも日本とは違う環境になるので、日本では得難い経験をすることができるのも新鮮で魅力的です。のんびり過ごすよりも刺激的なセカンドライフを送りたいという方にはぴったりです。
結果的に語学力が鍛えられるのもスキルアップや生涯学習の観点では大きなメリットといえます。
また、良くも悪くもまったく新しい人間関係になるので、これまでの人間関係をリセットして新たな人間関係を築くことができます。
老後を海外で過ごすことのデメリット
一方で、老後を海外で過ごす場合、以下のデメリットもあるので注意が必要です。
■老後を海外で過ごすことのデメリット
- 言葉の問題
- 食事が合わない
- 気候、宗教、人間関係が合わない
- 治安が悪い
- 医療レベルが低い
海外の刺激的な環境はメリットですが、マイナスになることもあります。
言葉や食事など生活の根本になる部分が日本と違うので、合わない人は絶望的にあいません。その中で暮らすことは精神的にかなりきついので、移住をやめて帰国を検討する必要があります。
さらに日本は世界でもトップレベルに治安や医療のレベルが高い国ですので、どこの国に移住しても日本と比べると治安が悪く医療のレベルも低くなります。
凶悪犯罪に巻き込まれたり、重い病気での致死率が高まったりするので、老後の生活としてはかなり不安になります。
この他にも日本とはまるで環境が異なるので、思った通りの老後の海外生活になることはほとんどありません。良くも悪くも変化に対応することになりますので、そういうことが好きな方に向いた生活だといえますし、移住にあたっては慎重に検討をする必要があります。
この点は日本の田舎に移住する場合も同じですね。
自分にあったお金の相談相手を見つける
老後のお金に対する不安を解消するには専門家に相談するのが一番で、特定の金融機関に属さないFPは大切なお金のことを相談する相手にぴったりです。
住んでいる地域や年齢、家族構成から自分にあった相談相手を探すことができるので、簡単に無料相談ができます。