終身年金や有期年金に保証期間をつけるメリットと注意点

公開日:2014年11月14日

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

終身年金は生きている間ずっと、有期年金は10年、20年など決まった期間受け取ることのできる年金です。

一方、年金受取中に被保険者が死亡した場合に、その後は年金を受け取ることができませんが、保証期間をつけることで保証期間中は被保険者が死亡しても年金を家族が受け取ることができます。

本記事では保証期間をつけることのメリットや注意点を紹介します。


[スポンサーリンク]

保証期間付の終身年金や有期年金のメリット

■保証期間付の終身年金や有期年金のメリット

  • 保証期間中の年金を確実に受け取ることができる
  • 老後に受け取る年金の計画を立てやすい

終身年金や有期年金に保証期間をつけることで、被保険者が死亡しても保証期間中の年金を確実に受け取ることができます。

保証期間内の年金は確実に受け取ることができるので、保証期間なしの有期年金、終身年金よりも受け取る年金の計画を立てやすいというメリットがあります。

保証期間は5年、10年、15年などをつけることができ、有期年金であれば有期年金の年金受取期間内の年数の保証期間を設定することになります。終身年金は保証期間がついているものが一般的です。

有期年金の年金受取期間すべてに保証期間がついている年金を確定年金といいます。

受け取った年金を自分の生活費としてのみ使っている人は、自分が死亡した場合にはその後の年金は必要ありませんが、家族全体の生活費として使っていたりして自分が死亡しても必要というケースは多いと思います。

そのような場合にも保証期間をつけておけば残された家族に一定の年金を残すことができます。保証期間は早死にするリスクに備えた対応といえます。


保障期間をつけることのデメリット

  • 保証期間なしの年金より保険料が高い
  • 保証期間付終身年金の場合、元本回収までに時間がかかる

なお保証期間をつける場合、当然ながら保証期間なしの年金よりも保険料が高くなるので、加入の際には注意が必要です。

また保証期間付終身年金の場合は、保険料が高くなった分、元本を回収するまでの期間が長くなり、大体80歳以上は生きないと損をすることになります。

終身保険に保証期間をつけると、早死にした場合は保証期間分の年金が受け取れますが、その分長生きしないと保険料を取り戻せないので損益がややこしくなります。

契約時点で自分がどれだけ長生きするかはわかりませんが、保証期間をつけてもつけなくてもとにかく長生きしましょう。


自分にあったお金の相談相手を見つける

老後のお金に対する不安を解消するには専門家に相談するのが一番で、特定の金融機関に属さないFPは大切なお金のことを相談する相手にぴったりです。

住んでいる地域や年齢、家族構成から自分にあった相談相手を探すことができるので、簡単に無料相談ができます。

FPを探して無料相談

サブコンテンツ

このページの先頭へ