個人年金保険の確定年金の特徴と加入すべき人

公開日:2014年11月13日

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個人年金保険は様々なタイプがありますが、特に受取期間のタイプは収入の保障が受けられる期間や保険料への影響が大きく重要になります。

そのため、各受取期間の特徴を押さえて自分の備えたい期間にあった個人年金保険を選択する必要がありますので、本記事では確定年金の特徴を紹介します。

その他のタイプの年金の特徴については、別の記事で紹介していますので参考にしてください。


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確定年金は被保険者が死亡した場合も決まった期間の年金がもらえる

確定年金は、契約で定められた一定期間の間年金が受け取れる年金で、被保険者が死亡した場合でも年金受取期間の全て年金が支払われることが確定しているものです。

分類 概要
有期年金 契約で決められた期間、被保険者が生きている限り年金を受け取ることができる。
終身年金 期間の定めなく、被保険者が生きている限り年金を受け取ることができる。
確定年金 契約で定められた期間、被保険者が死亡したとしても年金を受け取ることができる。

有期年金も一定期間年金が受け取れる保険ですが、有期年金の場合は被保険者が死亡した場合その後の年金は支払われません。被保険者が死亡しても年金が受け取れるかどうかが有期年金と確定年金の違いです。

期間20年の確定年金があった場合、被保険者が死亡したとしても家族などに年金が20年間は支払われます。支払われる年金額が「確定」しているので、確実に決まった金額を用意したい時に安心して加入できる年金です。


確定年金の特徴

確定年金には以下の特徴があります。

■確定年金の特徴

  • 年金受取期間は10年、15年、20年が一般的
  • 年金受取期間中に被保険者が死亡しても年金を全額受け取れる
  • 支払った保険料以上の年金が受け取れる
  • 有期年金よりも保険料が高い
  • 終身年金よりも保険料が安い

確定年金は年金受取の期間が定められている年金ですので、年金受取期間が10年15年20年のものが一般的になっています。

また上述した通り、有期年金とは違い年金受取期間中に被保険者が死亡しても年金は受取期間いっぱい受け取ることができます。そのため支払った保険料より受け取った年金が少なかったということがなく、保険料以上の年金を受け取ることができます。

同じ年金額を受け取れる有期年金、終身年金と比較した場合、有期年金よりは高い保険料になり、終身年金よりは安い保険料になります。保険会社にもよりますが、保障期間付の終身年金保険の半分程度の保険料で確定年金に加入することができます。

積み立てた分のお金を確実に受け取ることができるので、積立預金に近い年金商品といえますね。


確定年金はどんな人に向いている?

  • 決まった金額のお金が必要な人
  • 家族のための生活費や支出でお金を必要としている人

確定年金はあらかじめ契約で決まった年金額を確実に受け取ることができるので、老後の用途が決まったお金を準備したい人に向いているといえます。

また、被保険者が死亡した場合でも、その後の年金を受け取ることができるので、世帯主が加入する場合は自分が死亡しても、残された家族のための生活費やその他の出費としてお金を残すことができるので有効といえます。

確実に決まった金額を受け取ることができるという特徴と、被保険者が死亡しても年金を受け取れるという特徴を活かして、必要なお金に備えられると良いですね。


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