有期年金型個人年金保険の特徴と加入すべき人
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個人年金は様々な受取期間の中から選択することができますが、よくわからないという人も多いと思いますので、各受取期間タイプごとの特徴とどんな人に向いているのかを紹介しています。
本記事では有期年金について紹介します。その他のタイプの年金については別記事で紹介していますので、そちらもぜひ参考にしてください。
有期年金は一定期間の中の生きている間にもらえる年金
有期年金は、年金を受け取る期間が決まっていて、かつ被保険者が生きている間に受け取ることのできる年金です。
分類 | 概要 |
---|---|
有期年金 | 契約で決められた期間、被保険者が生きている限り年金を受け取ることができる。 |
終身年金 | 期間の定めなく、被保険者が生きている限り年金を受け取ることができる。 |
確定年金 | 契約で定められた期間、被保険者が死亡したとしても年金を受け取ることができる。 |
有期年金は、年金の受取期間が決まっていて、かつ死亡した場合は年金が受け取れなくなるので、受取期間のタイプの中では最も年金の受取期間が短くなります。
お金が必要な期間がわかっている場合に、その期間の収入を上乗せしてあげることができる年金保険といえます。
有期年金の特徴
■有期年金の特徴
- 年金受取期間は10年・15年・20年などが一般的
- 一定期間、生きていれば年金を受け取ることができる
- 死亡すると年金の支給が終わる
- 年金受取開始後、すぐに死亡すると損をすることになる
- 終身年金・確定年金よりも保険料が安い
有期年金は受取期間に定めがある年金で、かつ生きている間に年金を受け取ることができます。年金の受取期間は10年、15年、20年などが一般的です。
年金受取期間中であっても被保険者が死亡した場合は年金の支払いがストップするので、年金受取開始後すぐに被保険者がなくなった場合は、支払った保険料に対して受け取った年金が少なくなり損をすることになります。
年金の受取条件は終身保険・確定年金よりも厳しいといえますが、その分年金額などの条件が同じであれば、有期年金は最も保険料が安くなります。
保証期間付有期年金の特徴
- 被保険者が死亡しても一定期間年金が支払われる保証期間をつけることができる
有期年金は、被保険者が死亡した場合でも一定期間は年金を支払い続ける「保証期間」をつけることができます。
保証期間をつけることで万が一年金受取期間中に死亡した場合も、家族がお金で困ることがなくなります。
個人年金保険の年金受取開始は60歳以上になることがほとんどですので、突然死亡する可能性がないとは言えず、保証期間をつけずに死亡した場合は保険料の払い損になってしまいますので、不安に思う方が保証期間をつけることが多いようです。
なお、有期年金の全期間に保証期間がつくと確定年金と同じ保障内容になります。
有期年金はどんな人に向いている?
- 決まった期間の収入を上乗せしたい人
- 長生きしない人
有期年金に加入した方が良い人は決まった期間の収入を上乗せする必要がある人です。
老後の生活といっても、60代と70代ではお金の使い方が違い、活動的な60代の時の方が多くのお金が必要になります。60歳から10年間を有期年金で公的年金に上乗せをすると、お金を気にせず楽しい老後の生活を過ごすことができ、70歳以降はゆっくりと過ごすことになればお金に困ることもありません。
また、公的年金が支給開始されるまでのつなぎ資金としても使えますね。一部の人を除いて公的年金は原則65歳から支給されることになります。60歳に定年退職をすると無収入の期間ができてしまうので、個人年金保険をつなぎの資金にと考えている人は多いです。
有期年金に加入していれば、定年から公的年金支給までの期間の収入を有期年金で受け取ることができます。
このように老後の生活の中でも、ある一定期間お金が必要になることはありますので、お金が必要な期間に合わせて年金を受け取れるように有期年金に加入するのは効果的です。
また、長生きする人は終身年金に加入した方がお得かもしれませんが、長生きしない場合は有期年金がお得になる場合もあります。
期間20年の有期年金であれば60歳から80歳まで年金を受け取ることができますし、それ以上長生きする場合は貯金を使って生活すると割り切るのも一つの選択です。有期年金は終身年金と比べて保険料が安くその分貯蓄に回せますので、長生きする自信がないという場合は有期年金でも良いかもしれません。
どれくらい長生きするかは誰にもわかりませんが、長生きしない人であれば終身年金よりも有期年金の方が得をするケースがありますので、自分の判断で決めるようにしましょう。
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