老後資金運用の考え方やポイント、注意点

公開日:2015年2月4日

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老後資金の運用というと株式投資や外貨投資、一時払いの変額個人年金による運用を行うというイメージがありますが、そのようなリターンが大きい分リスクもある商品だけが投資・運用というわけではありません。

一般的にリスクが高い商品の方が金融機関に入る手数料が多いため、金融機関はこれらの商品を提案してくることも多いですが、自分にあった商品かどうかを見極めて慎重に投資する必要があります。

詐欺商品の勧誘ではありませんが、合法的な金融商品であっても思わぬ損失を招くことがありますので、大手の金融機関だからという理由で彼らが提案をする商品に投資をするのは危険です。

そこで本記事では老後資金を運用するコツやポイントを紹介したいと思います。

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老後資金を運用する際のポイント

  • 資産運用の目標を決める
  • 運用可能期間を把握して計画を立てる
  • 年代によってリスクの取り方を変える
  • 手数料の安い取引方法を考える

資産運用の目標を決める

老後に向けて資産運用をする上で最も重要なことは資産運用の目的を決めることです。

老後の生活費の足しにするため1,000万円貯めるとか、ゆとりある老後の生活のために余裕資金を2,000万円用意するなど、具体的な金額を決めた目標を設定することで毎月の積立金額や目指すべき運用利率がわかってきます。

最低限の目標と達成できればいいなレベルの目標を立てることで、よりどのような商品に投資をすれば良いかがわかってきます。


運用可能期間を把握して計画を立てる

目標を設定したら、運用可能期間を把握して具体的な投資計画を立てましょう。

一般的には現在の年齢から老後のお金が必要になる時期までが運用可能期間となりますので、自分がどれくらいの期間で運用してお金を準備しないといけないかを把握しましょう。


年代によってリスクの取り方を変える

ゴールと運用期間がわかったら具体的な運用の計画を立てていくことになりますが、年代によって取れるリスクが変わってきますので、年齢によっても取るリスクや投資商品を変えて運用するようにしましょう。

20代、30代であれば取れるリスクは大きくなります。仮に投資で失敗して損失を出したとしても20代、30代の人には時間がありますので、給料から積み立てる金額を増やしたりすれば予期しない損失であったとしても取り戻せる可能性は高いです。

ですので、40代・50代を楽にするためにも多少リスクを取ってでもリターンを狙うのも良い選択といえます。

一方で40代、50代の場合は、ある程度大きな金額を運用することになり、老後までの期間も短いので、大きな損失が発生すると取り戻すことが出来なくなる可能性があります。

そのため、ハイリスクでの商品の運用はなるべく避けてローリスク、ミドルリスクの商品で運用をするのが定石といえます。ネット銀行の高い金利の定期預金や元本保証のある個人年金保険、個人向け国債などが選択肢となります。

人によって許容できるリスクは異なると思いますが、その中でも年齢によってリスクの取り方を変えることで、リスクを取りすぎずに必要なリターンを目指すことができます。


手数料の安い取引方法を考える

最後に同じ商品でも金融機関によって手数料は異なりますので、なるべく安い手数料で取引できる金融機関を選ぶことで取引コストを最小にして良いパフォーマンスを上げることができます。

手数料は100円安くなれば利益が100円増えることになり、コストが安くなると直接的に利益に貢献をすることになります。長期間運用をすると取引手数料も大きくなり、最終的には大きな利益の差になります。

多少の手間はかかっても投資したい商品があったら最も安い手数料で取引ができる金融機関を選択するようにしましょう。

定期預金であればネット銀行、株や投資信託、債券などの投資商品であればネット証券が取引手数料が安くなっていますので、ネームバリューや安心感で大手の金融機関と取引をしている人はこれらの金融機関を検討されるのも良いと思います。


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