老後の生活資金を準備していない人の老後生活の選択肢
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老後の生活資金は必要といわれますが、現役世代はローンの返済や子供の教育費などの支払いがきつく日々の生活にせいいっぱいで、老後のためにお金なんてためることが出来ないという人も多いと思います。
そこで本記事では老後の生活資金を準備していない場合、どうなるのかについて考えてみたいと思います。
老後の生活資金を準備していないとどうなるか
■老後の生活資金を準備していないとどうなるか
- 持っている資産の収入で生活する
- もらえる年金の範囲内で生活する
- 生涯現役で働きつづける
- 生活費の安い海外、田舎に移住する
持っている資産の収入で生活する
まず自宅以外に土地やアパートなどの資産を持っている人は、賃貸に出すことで定期的に収入を得ることができます。
自分に何もなくても、親からの相続で不動産を得ることがありますので、その場合も定期的な収入を得ることができます。
その収入が続けば、公的年金と合わせて生活費とすることができます。
資産からの収入にもよりますが、資産を持っていればある程度老後の生活も安心できますね。
もらえる年金の範囲内で生活する
資産がない場合、もらえる年金の範囲内で生活する必要があります。
もらえる年金額は人によって異なりますが、厚生年金に加入しているサラリーマンの方であれば、奥さんが専業主婦でも夫婦で平均21万円程度の年金があるといわれます。
老後の生活費は月25万円ほどと言われていますので、少し苦しいですがもらえる年金内で生活をすることも不可能ではありません。
ただし、年金の受給年齢の引き上げがされている現在では、定年から年金の受給開始までに差があることがほとんどですので、空白の期間内の生活費は退職金を切り崩したり、準備する必要があります。
また、自営業者の場合は、国民年金のみで夫婦で15万円程度ですのでかなり苦しい生活になります。
生涯現役で働きつづける
自営業の方は定年もないので、生涯現役で働き続けるという方も多いです。同じように働き続ければこれまでの収入にプラスして年金が入ってくるのでこれまでよりも生活が楽になる場合もあります。
健康であることが前提ですが、仕事が生きがいという方は働き続けたい方も多いと思いますので、意外に人生の満足度が高い生活になるかもしれません。
生活費の安い海外、田舎に移住する
生活の水準を下げずに生活をするには、物価が安く生活費がかからない海外や田舎に移住するという選択肢もあります。
セカンドライフは田舎に移住して、自給自足の生活をするのを夢見ている人もいますので、人気も高い生活です。
しかし、海外や田舎は移住するためのコストがかかったり、いざ生活を始めてみると肌に合わないということも考えられます。その時にお金がないともとの生活に戻ることもできずにつらい老後の生活になってしまうこともあるので注意が必要です。
生活はできるけど選択肢は狭まる
生活費を準備していない場合の老後の生活について見てきました。
資産など年金以外の収入があれば、普通の老後生活をすることはできますが、そういう資産がない場合、「生活費を削る」か「働き続ける」かをしないといけません。
働き続ける幸せなど、老後の価値観は人それぞれですので、必ず不幸ということはありませんが生活の選択肢が狭まることは間違いありません。
また、健康を害した場合や生活が合わなかった場合など、老後の生活のリスクにも備えることができず見込みが違った場合にすごく苦労することにもなりかねません。
老後のお金の問題は、解決するのが難しく、どんな苦労も受け入れるしかなくなってしまいますので、老後に苦労することがないように何かしらお金の準備をするのが賢明です。
自分にあったお金の相談相手を見つける
老後のお金に対する不安を解消するには専門家に相談するのが一番で、特定の金融機関に属さないFPは大切なお金のことを相談する相手にぴったりです。
住んでいる地域や年齢、家族構成から自分にあった相談相手を探すことができるので、簡単に無料相談ができます。