確定拠出年金のマッチング拠出の概要と節税効果
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企業型の確定拠出年金の掛金は全額企業が負担をするものでしたが、2012年より「マッチング拠出」がスタートして従業員も401kの掛金を上乗せして拠出することができるようになりました。
確定拠出年金に掛金を拠出することで節税効果があり、老後の年金を多く準備することができます。会社員の人はうまく活用したい制度ですので401kのマッチング拠出制度の概要を見ていきましょう。
401kのマッチング拠出の概要
確定拠出年金のマッチング拠出制度とは、企業型の確定拠出年金に加入している従業員が企業の拠出金額に上乗せして自分で掛金を拠出することができる制度です。
確定拠出年金は税制メリットが大きく、自分で上乗せして拠出をしたいというニーズがあり、企業に勤めている人でも自分で状況に合わせて掛金を増減できるようマッチング拠出が可能になりました。
■マッチング拠出の拠出限度額
- 確定拠出年金以外に企業年金がある場合:27,500円/月
- 確定拠出年金以外に企業年金がない場合:55,000円/月
- 拠出上限は企業の拠出金額との合計金額
- 企業の拠出金額を超えてマッチング拠出することはできない
マッチング拠出の拠出限度額は、勤務先の企業に確定拠出年金以外に企業年金があるかないかで異なり、他の企業年金がある場合は月に27,500円、企業年金がない場合は55,000円が月の拠出限度額になります。
拠出限度額は企業が拠出している金額との合計で、かつ企業の拠出金額を上回る金額を上乗せすることはできませんので、企業が2万円を拠出している場合、拠出上限額は4万円となり上乗せできるのは2万円までになります。
マッチング拠出が可能かどうかは勤務先の企業がマッチング拠出を導入している場合のみ拠出を行うことができ、マッチング拠出に非対応の企業に努めている人は上乗せして掛金を拠出することはできません。マッチング拠出を検討している人は、自分の会社が対応をしているか勤務先の企業の担当部門に確認するようにしましょう。
マッチング拠出が可能な企業であっても、上乗せして拠出するかどうかは従業員の任意ですので、掛金を拠出したい人だけ拠出をして、お金が苦しい人は拠出をしなくても問題ありません。
なお、確定拠出年金は原則60歳になるまで拠出した金額を引き出すことはできませんが、マッチング拠出した分に関しても同様にお金を引き出すことはできません。現役時代にまとまったお金が必要になることがないか注意してマッチング拠出金額を検討する必要があります。
マッチング拠出の節税効果
確定拠出年金は「掛金の拠出時」「運用時」「受取時」の3つのタイミングで税制優遇を受けることができます。
企業型の確定拠出年金に加入している人はマッチング拠出導入前でも運用時と受取時の税制メリットを受けることができていましたが、マッチング拠出をすることで、掛金を全額所得控除することができるようになりました。
■確定拠出年金の節税メリット
タイミング | 節税メリット |
---|---|
拠出時 | 掛金が全額所得控除(小規模企業共済等掛金控除) |
運用時 | 運用益が全額非課税 |
受取時 | 一時金で受け取る場合は退職所得控除、年金で受け取る場合は公的年金等控除の対象 |
掛金を所得から控除することで、所得税や住民税がかかることなくそのまま運用に回すことができます。
仮に年間12万円をマッチング拠出する場合と、給与で受け取り所得税と住民税が課税された上で投資をした場合と比較すると、所得税と住民税の合計税率が20%であると、12万円×20%=2.4万円分の税金がかからず多く401kで運用をすることができることになります。
■合計税率20%の人が年間12万円のうち投資に回せる金額
- 401kにマッチング拠出をした場合 :12万円
- 給与で受け取り資産運用をした場合:9.6万円(12万円-2.4万円)
投資のスタートが12万円か9.6万円かは大きな違いですので、確定拠出年金の税制優遇のメリットがわかると思います。
税制メリットにつられて無理な拠出をしてしまうのは良くありませんが、老後のために自分で運用をするのであれば、確定拠出年金の掛金を上乗せすると有利に老後のお金を準備することができますね。
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