国民年金の保険料を支払うことが無駄だと言う人に教えたい保険料不払いのデメリット

公開日:2015年2月23日

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「国民年金の保険料は支払うだけ無駄」と考えているからか、自営業の人は国民年金保険料を支払っていない人も多くいます。

公的年金の保険料を支払うのは国民の義務ですので、保険料は支払わないといけないものですが、そもそも保険料を支払わないことによるデメリットが多く保険料は支払うだけ無駄ということはありません。


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年金保険料を支払わないことによるデメリット

  • 老後に年金をもらえなくなる
  • けがや障害時に年金をもらえなくなる
  • 強制徴収される可能性がある
  • 年金の半分は税金から支払われる

まず年金保険料を支払っていないと当然のことながら老後に年金を受け取ることができません。

老後に年金をもらうことができないと、これまで厚生年金保険料を給料から天引きで支払っていた人は支払った保険料が無駄になってしまいます。

また、あまり知られていませんが公的年金の保険料を支払っていると、65歳を迎えた時以外にもけがや障害を負った時には年金を受け取ることができます。

保険料を支払っていないと、この障害年金を受け取ることができませんので、もしもの時のけがや病気に対する保障がない状態になってしまいます。

民間の医療保険などに加入している人は、公的年金で保障されることを忘れていると医療保険のかけすぎになってしまうこともありますので、医療保険の加入は公的年金の保障を考慮する必要があります。

これらのデメリットがあっても保険料を払いたくないという人はいると思いますが、いくら支払わないと決めていても国に強制徴収されることがあります。

特に十分な収入がありながら年金の保険料を支払っていない人は預金口座などが差し押さえられて強制的に徴収される可能性が高くなります。

強制徴収される際には延滞金も取られますので、結局支払う保険料は多くなります。

公的年金の財政は苦しいので、強制徴収の流れは今後も強くなっていきます。今が大丈夫だからと未納を続けていると強制徴収にあい結局高い保険料を支払うことになり損をすることになります。

また年金の保険料が強制徴収されなかった場合でも、公的年金は加入者からの保険料だけでなく、半分は税金からも支払われていますので年金の受給資格がないと税金の払い損になります。

老後に年金を受け取るには25年間保険料を支払わないといけませんので、後から保険料を支払っても年金の受給資格を得ることができない可能性がありますし、保険料を支払っていた期間が短いともらえる年金も少なくなります。

保険料を支払わないことはデメリットが多く「どうせ年金をもらえない」と安易に考えて保険料を未納することはおすすめできません。

経済的に保険料を支払うのが難しい場合は、免除制度を活用することで年金の受給資格期間とすることはできますので、未納にはせずに何かしらの手続きにするようにしましょう。


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