夫婦で投資をする場合のポイントや注意点
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独身の人が投資をする場合、どれくらいリスクを取るのかはその人自身が決めれば良いので、その人の考えによって株に投資をしたり預貯金だけで運用をしたりすることができます。
結婚している人が投資をする場合も、一方がお金の管理を任されていたりお互いの貯金をもとに投資したりしていて、完全に一人で意思決定ができる場合もありますが、多くの場合夫婦で相談してどのような運用をしていくか決めていくことになると思います。
人によって許容できるリスクは異なり、夫婦で投資をする場合も許容できるリスクがそれぞれ異なるなどの問題がありますので、ここでは夫婦で投資をする場合のポイントや注意点を見ていきたいと思います。
男女で異なるリスクへの感覚
一般的には男性の方がリスクを多く取ろうとする傾向があり、女性の方がリスクを取らずに運用をしていきたいと考えるようです。
株式投資などはギャンブル的な要素もあり、ゲーム感覚でリターンを狙ってリスクを取るということに男性の方が積極的になることが多いようです。
一方で女性は将来のために冷静に預貯金をしていくという人が多く、あまりリスクを取らない人が多いようです。
もちろんこれは全体的な話なので、女性でリスクを取ることを恐れない人もいますし、男性でもきちんと貯金をする人もいます。
リスクは取りすぎると家庭が破たんしてしまう可能性もあります。多くの家庭では女性が家庭の財布を握っているケースが多いですが、将来を見て安全に運用するという意味では女性の方が家計管理に向いていることが多いので理にかなっているともいえますね。
夫婦で投資をする場合のポイント
- 2人で良く話し合い納得して投資をする
- リスク許容度は低い方にあわせる
夫婦のお金で投資をする場合のポイントは、なるべく2人で良く話し合い、お互いが納得した上で投資をすることです。
仮に夫の独断に近い形で元本保証のない商品に投資をしていった場合、仮に損をしてしまうと妻は夫に対して不信感を抱くことになりますし、二人の関係に悪影響が出る可能性もあります。
リスクを取る場合は損失が出る可能性もありますので、投資をする前にお互いが納得しておくことはとても重要です。
お金の話をするのがいやという人もいるかもしれませんが、大事なことですので目を背けずに話し合いをすることが後のトラブルを防ぐことにつながります。
夫婦であれば、夫婦のお金は最終的に2人のものであり、お金は2人の老後の生活に関わることです。関係ないということはないのできちんと話し合いをしたいですね。
また話し合いの中で、一方が「多少のリスクを取ってもリターンを狙いたい」と思ってももう一方が「絶対に損失を出したくない」と考えているなどお互いのリスク許容度に差がある場合があります。
その場合は基本的にはリスク許容度が低い方に合わせて投資を行うのが賢明です。
リスク許容度が低い人を強引に納得させて投資を行っても良いですが、リスクを取るということは損失が出る可能性があるということです。
もし損失が出た場合のネガティブな感情はリスク許容度が低い人の方が大きくなるので、夫婦の関係に悪影響が出るかもしれません。
そういったことを避ける意味でもリスクは許容度が低い人に合わせて安全な運用をしていった方が良いでしょう。
もちろん「預貯金だけでは老後の生活費を用意できない」などリスクを取らないといけない合理的な理由がある場合は、多少のリスクを取っていかないといけませんので、話し合いの中で二人がどのようなリスクを取っていかないといけないのかをパートナーに納得してもらう必要があります。
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