確定拠出年金(401k)の元本保証のない商品
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別の記事で元本保証がされている商品について紹介しましたので、ここでは元本保証のない商品について紹介します。
元本保証のない商品というと「危険」なイメージを持つ人もいるかと思いますが、収益をあげていくうえではリスクを取っていく必要がありますので、特徴を理解してうまく活用していきたいですね。
元本保証のない商品の特徴
元本保証のない商品には様々な商品がありますが、一般的には以下の特徴があります。
■元本保証のない商品の特徴
- 元本を下回る損失が発生する可能性がある
- 利益金額の保証がない
- 満期のない商品がほとんど
まず当たり前ですが、元本保証がされていないので市場の状況などによって元本を下回る損失が発生する可能性があります。100万円を投資しても投資金額が90万円や80万円、商品によっては0円になってしまう可能性があるということですね。
また利益金額の保証がないということも特徴といえます。元本保証がされている商品は銀行の定期預金のように、1年間お金を預ければ0.5%の利息をつけるという決まった利益金額がありますが、元本保証がされていない商品にはそれがありません。
また満期のない商品がほとんどで、投資した商品は売却をすることで利益や損失を確定することになり、売却時の価格によって損益が決まることになります。
元本保証の商品の中には満期前に解約をすると元本を下回る商品があり、中途解約リスクがあるといえますが、元本保証のない商品はそのようなリスクはなく、いつでも売却可能な商品が多くなっています。
いつでも売却可能であるため売却をする時期も重要になります。
元本保証のない商品としては株式や投資信託、債券、変額年金保険などがあげられます。
401kで投資可能な元本保証のない商品
401kで投資可能な商品は投資信託が中心になっているため、401kで選択できる元本保証のない商品は以下のような商品です。
■401kで投資可能な元本保証のない商品
- 国内株式型投資信託
- 外国株式型投資信託
- 国内債券型投資信託
- 外国債券型投資信託
- 変額年金保険
投資信託はプロが運用したものを商品化して販売している「パック商品」のようなものですので、投資信託で投資している資産によって特徴が異なりタイプ分けがされています。
投資信託は元本保証がされている商品ではありませんので、株式、債券に投資した投資信託はすべて元本保証のない商品です。
また保険商品の中でも変額年金保険は元本保証のされていない商品で、運営管理機関の中では取り扱っている機関もあり選択可能になっています。
株式と債券であれば債券の方がリスクが低くなっています。元本保証のされていない商品の中でもリスクの高低がありますので、リスク許容度に合わせて投資する商品を選択していきます。
国内株式型の投資信託であれば、投資対象の国内株の値動きによって商品価格は変動するなど、投資信託は対象資産の価格によって投資信託自体の価格が変動します。
そのため投資信託に投資をする際は、投資資産がどのような特徴を持っているのかを検討して投資するかどうかの判断をする必要があります。
最終的にどのような商品を選択するかは運用指図者の次第ですが、投資した元本を下回る可能性もありますので、元本保証がされた商品に投資する以上に慎重に投資商品を選択する必要があります。
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