20代、30代の人がねんきん定期便を見る場合のポイント

公開日:2014年11月6日

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2009年から毎年一度、誕生月に年金の加入記録をお知らせしたねんきん定期便が届いています。

年金の支給が近づいている人にとっては興味深い情報ですが、20代や30代の若い人にとっては年金は遠い未来の話で、ねんきん定期便を見ていない人も多いです。

ですが、若い人ほどねんきん定期便を見ておいた方が良いという人もいるくらい重要な情報がつまっているお知らせですので、20代、30代の人がねんきん定期便を見る場合のポイントを紹介します。


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20代、30代の人がねんきん定期便を見る場合のポイント

  • 年金の加入記録の確認
  • これまで納めた保険料の確認
  • 未納期間、免除期間の確認

ねんきん定期便には年金の加入記録、将来もらえる年金の見込額、支払った保険料、直近の加入状況がありますが、20代、30代で確認したいのは主に年金の加入記録と支払った保険料です。

20代、30代のうちは将来もらえる年金の見込み額は現時点の加入状況から計算された見込み額ですので、かなり少ない金額になります。

今後加入期間が伸びたり収入が増えたりすると、見込み年金額も大きく変わりますので、あまり気にせず増えていくのを楽しみにしておきましょう。

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年金の加入記録の確認

■年金の加入期間
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「これまでの年金加入期間」の欄では国民年金、厚生年金の加入期間が記載されています。

会社員の人は、20歳から就職するまでの期間の国民年金の期間と、就職してからの厚生年金の加入期間が正しいかを確認します。転職をしている人は加入期間に漏れがないか要チェックです。

自営業の人はずっと国民年金に加入していることになるので、20歳からこれまでの国民年金の加入期間が正しいかを確認します。

結婚して専業主婦になった人は、夫が会社員の場合、専業主婦になってからの期間が国民年金の第3号被保険者の期間になっているかを確認しましょう。

加入期間は月数で表され、40代50代になると、加入期間が長くなりよくわからなくなりますが、20代30代のうちは十分計算できる月数だと思いますので、国にミスがないか点検しておきましょう。


これまで納めた保険料の確認

■保険料の納付額
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必須ではありませんが、これまで納めた保険料の金額も確認しておくと良いでしょう。

会社員の人は給料から天引きされているので、年金保険料をいくら支払っているか実感がない人も多いですが、年金保険料は毎月数万円を支払っているので、累積ではかなりの金額の保険料を納めています。

負担しているお金の大きさを実感するとともに、その半額は会社が負担をしてくれていますのでありがたい話ですね。

年金保険料の負担は大きく、年金をもらえなくなるということはこれまで納めた保険料を捨てることになるので大変もったいないです。

もしもこの先会社を辞めることになっても、年金はもらえるように保険料を納めた方が良いことがわかります。


未納期間、免除期間の確認

なお、ねんきん定期便だけでは確認が難しいものもありますが、この機会に未納期間の有無も確認しましょう。

大卒で就職している人の場合、大学生の時に年金に加入して「学生納付特例制度」を使って保険料の納付を免除してもらった人が多いと思います。

学生納付特例の期間は、年金の受給資格期間には含まれますが、保険料を納付していないので年金額には加算されません。

学生納付特例制度を利用した期間の保険料は10年間は、後から支払うことができるので、保険料を支払うことで将来の年金を増やすことができます。

20代の人であればまだ保険料を納めることができると思いますので、年金事務所や役所の国民年金窓口に行って追納をしたい旨を伝えると良いでしょう。学生時代の納付記録ははがきのねんきん定期便だけでは確認できないことも多いので、ねんきんネットに登録して確認することができます。

なお、一般的なねんきん定期便の見方やチェックポイントは別の記事で紹介していますので、こちらも参考にしてください。


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