外貨投資で老後のお金を準備する方法(外貨預金・FX)
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リスクを取って大きなリターンを得たいという人であれば株に投資をするという人が多いですが、リターンの大きな投資対象には株式のほかに「為替」に投資をする外貨預金やFXという商品もあります。
リスクはありますが、低金利の日本よりも金利が高い通貨が多く、高金利の運用ができるのが魅力です。余裕資金でリターンの大きい運用先を検討している人にとっては良い選択肢の一つになります。
外貨預金は気軽に外貨に投資することができる
■外貨預金の特徴
- 外貨預金は外貨で保有する普通預金や定期預金
- 金利は円貨の預金より高いものが多い
- 外貨預金は外貨ベースの元本が保証されている
- 引き出す際には円に交換するので引き出し時の為替レートによって損益が発生
- 外貨預金は円安だと得をして、円高になると損をする
外貨預金は預貯金の一種で、外貨で保有をする預金です。普通預金、定期預金とありますが、外貨ベースでは円の普通預金、定期預金と同様に元本が保証されています。
ただし、最終的に円に交換することになるので、預金の引出時や満期時点のレートで円に交換します。そのためその時点で加入時より円安になっていると得をすることになり、円高になると損をすることになります。
このように外貨ベースでは元本が保証されていますが、円貨ベースでは元本割れをする可能性がありますので注意が必要です。
FXはレバレッジを利かせてハイリスクハイリターンの取引をする
- FXは差し入れた証拠金以上の取引をすることができる
- レバレッジが高いほどリスクもリターンも高まる
- ショート、ロングの取引ができるので円高でも利益を出せる
FX(外国為替証拠金取引)は証拠金を差し入れて、差し入れた証拠金の10倍以上の外貨の取引ができる証拠金取引です。
例えば、1ドル100円の場合10万円は1,000ドルですが、FXでは10万円の証拠金を差し入れて100万円相当の1万ドルの取引が可能になります。
1円円安になった場合1,000ドルだと1,000円の利益ですが、1万ドル保有していれば利益は1万円と10倍になります。このように証拠金以上の大きな金額を取引することで為替が変動した時の利益と損失が何倍にもなります。
証拠金に対する取引金額の倍率を「レバレッジ」といい、レバレッジが高いほどリスクもリターンも高まります。10万円の証拠金で100万円分の取引をしている人はレバレッジ10倍の取引をしているということになります。
外貨預金は預金した金額をそのまま取引しているのでレバレッジ1倍の商品といえますので、FXはリスクもリターンも外貨預金の10倍あるといえます。
FXは少ない金額で多くの金額の取引ができ大きなリターンを狙うことができることから人気の商品ですが、その分損失のリスクも何倍もあり、場合によっては差し入れた証拠金以上の損失が発生することもあるハイリスクハイリターンの商品です。
外貨投資は有効だけど慎重に・・・
為替相場をしばらく見ているとわかりますが、為替は大きく値動きをすることがあり大きな損失を出す可能性があります。また24時間為替相場が動いているので気になって寝れなくもなってしまいます。
普通の外貨預金でも為替変動のリスクがあるのに、FXだとそのリスクは何倍にもなります。
生活資金の運用ではおすすめできませんので、あくまで余裕資金の一部での運用にとどめることをおすすめします。
自分にあったお金の相談相手を見つける
老後のお金に対する不安を解消するには専門家に相談するのが一番で、特定の金融機関に属さないFPは大切なお金のことを相談する相手にぴったりです。
住んでいる地域や年齢、家族構成から自分にあった相談相手を探すことができるので、簡単に無料相談ができます。