30代、40代で貯金がない人の割合と晩婚化の影響
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老後に必要なお金を用意するには、30代40代である程度の貯金がないと老後に必要なお金を準備することが出来なくなってしまいます。
一般的なイメージだと30代や40代の人は数百万円の貯金がある人が多いと思いますが実際にはどうでしょうか。
ここでは30代や40代で貯金をしている人の割合やその理由を見ていきたいと思います。
30代、40代で貯金がない人の割合
2014年に金融広報中央委員会が行った調査では2人以上世帯で貯金がない人の割合は年齢別にそれぞれ以下のようになっています。
年齢 | 比率 |
---|---|
20代 | 41.0% |
30代 | 34.2% |
40代 | 30.4% |
50代 | 29.5% |
60代 | 28.1% |
70代以上 | 30.5% |
出典:金融広報中央委員会
調査結果からは20代の人で貯金がない人の割合が最も多く40%を超えており、以降30代、40代と年齢が上になるにつれて貯金がない人の割合は少なくなっています。
20代は収入も少ない人が多く、20代で貯金がない人がいるのは感覚的に理解できますが、30代、40代でも貯金がない人の割合が3割を超えているのは少し驚きですね。
収入は年齢によって上がっていく人が多いと思いますが、支出はライフイベントによって決まりますので人によって支出が多い時期は異なります。
大きな支出はマイホームの取得と子供の教育費です。自宅は結婚した後に購入するの人が多いので、結婚をする時期によってお金がかかる時期がなんとなく決まります。
結婚する時期によって変わる貯金がしやすい時期
20代で結婚をした人であれば30前にマイホームを取得し、20代で子育てをすることになるので、20代30代はお金を貯めるのが難しくなっています。若い時代には苦しいですが40代後半くらいには子供が独立をすることになるので、40代、50代がお金の貯め時になります。
20代後半や30代で結婚をした人だと子供が就職するころには自分は50代になっているので、60歳まで数年しか貯める期間がありません。
40手前で結婚する人も増えていますがその場合は子供が独立するころにはもう60代に入ってしまいます。
貯金をしやすい時期は20代の独身時代と子供が独立してから60歳を迎えるまでの期間と言われていますが、このように結婚する時期によっては子供の独立から老後までほとんど期間がないこともあります。
結婚が遅いということは独身時代にお金を貯める期間が長いということですが、独身の人だと貯金の意識が低い人が多いのであまりお金を貯められなかったという人も少なくありません。
よほどの高給の人でない限り、老後までお金を貯められる時期は限られていますので、今独身の人は少しでも老後に向けてお金の準備をしていけると良いですね。
収入は全体的に見ると低下する傾向にあるので収入を増やすためにがんばったり、節約をすることで貯金をすることができます。
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老後のお金に対する不安を解消するには専門家に相談するのが一番で、特定の金融機関に属さないFPは大切なお金のことを相談する相手にぴったりです。
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