パートしている主婦によく言われる103万円、130万円の壁の意味と得する働き方

公開日:2015年2月8日

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

最近は共働きの家庭も多く、子育てをしている家庭でも母親がパートに出て少しでも収入を得ることができるよう働いています。

パートやアルバイトをしている場合によく言われるのは収入の103万円の壁や130万円の壁ですが、どのような意味なのでしょうか。また結局どのように働くのが一番得するのかを紹介したいと思います。


[スポンサーリンク]

103万円の壁と130万円の壁の意味

  • 103万円を超えると所得税がかかる
  • 103万円を超えると夫の配偶者控除が減る
  • 130万円を超えると社会保険の扶養から外れる

収入が103万円を超えると所得税が発生します。これが103万円の壁と言われるものです。とはいえ所得税がかかるのは103万円以上の金額についてですので、少し超えたくらいでは大した金額にはなりませんし、働いたことで手取りが減って「働き損」になるということはありません。

また103万円を超えると夫の税金を決める配偶者控除の金額が段階的に減っていくので、夫の税金が増えるという意味で税負担が増し、働いた分すべてが自分の手元に残るわけではなくなります。

主婦の人が働く上で気にした方が良いのは130万円の壁の方でしょう。

収入が130万円を超えると、社会保険上の扶養から外れることになりますので、会社員の妻の場合はそれまで夫の扶養で負担する必要がなかった健康保険料や年金保険料を自分で負担する必要があります。

社会保険の扶養から外れると勤務先の社会保険に加入するか、自分で国民健康保険や国民健康保険に加入することになります。勤務先の境保険に入れると良いですが、勤務先の社会保険に加入するには1日の勤務時間や1か月の勤務日数が正社員の4分の3以上ないとないといけません。

勤務先の社会保険に加入できない場合、国民年金保険料は年間20万円弱で、国民健康保険料も収入、都道府県によって変わりますが年収が130万円であれば年間10万円ほどかかりますので、収入や勤務状況によっては130万円を超えたことで手取りの収入が逆に減る可能性があります。


ベストな働き方は人次第だけど中途半端は良くない

最近ではパートでできるだけ収入を増やしたいという人も多いので130万円の壁を越えて200万円以上の収入を得る人も増えてきています。

夫も子供もいる場合、夫の収入や子育ての状況などによってもどうするのが一番良いのかは変わるので、どのような働き方がベストなのかはまさに人それぞれといったところですが、中途半端に働くのが一番もったいないので130万円以内に抑えるか、130万円を超えるなら200万円くらいの収入を得ることができるように稼ぐのが良いです。

実際に働くと収入の調整をするのはなかなか大変なことです。職場が忙しければどうしても働かないといけなくなることもあるでしょうし、逆に望んでもシフトにうまく入れないこともあります。

また結婚前に正社員でバリバリ働いていた人にとっては責任ある仕事につけないもどかしさもあるかもしれません。

このように考えると仕事に集中できる夫よりも、子育てや家事を抱えながら収入を調整しないといけない女性の働き方は非常に難しいですね。

女性の社会進出や子育て支援は日本の国全体の課題といえますが、130万円の壁を感じさせない税制や社会保険制度の仕組みを作るなど、政府にはこのような状況の人たちが楽になる制度を作ってほしいですね。


自分にあったお金の相談相手を見つける

老後のお金に対する不安を解消するには専門家に相談するのが一番で、特定の金融機関に属さないFPは大切なお金のことを相談する相手にぴったりです。

住んでいる地域や年齢、家族構成から自分にあった相談相手を探すことができるので、簡単に無料相談ができます。

FPを探して無料相談

サブコンテンツ

このページの先頭へ