生命保険料控除を受けるための手続きや生命保険料控除証明書の入手

公開日:2015年1月16日

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

生命保険に加入していると、支払った保険料のうち一定の金額が「生命保険料控除」として所得から控除されます。

ただし生命保険に加入していれば自動的に控除がされるわけではなく、確定申告や年末調整の際に控除を受けるための手続きを取る必要があります。

知らなかったではもったいないので、ここでは生命保険料控除を受けるための手続きについて紹介したいと思います。


[スポンサーリンク]

生命保険料控除を受けるための手続き

生命保険料控除を受けるための手続きは以下の流れで行うことになります。

  1. 生命保険料控除証明書の入手
  2. 申告書へ記入して提出

生命保険料控除証明書の入手

  • 毎年9月から11月頃に保険会社から控除証明書が送付される

生命保険料控除を確定申告、年末調整のいずれの方法で受ける場合でも、生命保険料を支払った証明である「生命保険料控除証明書」が必要になります。

そのためまずは生命保険料控除証明書を入手することから控除の手続きが始まります。ただし、入手するといっても保険会社から控除証明書が送られてくるのを待つだけです。

生命保険料控除を受けられる生命保険に加入していると、毎年9月から11月くらいに保険会社から生命保険料控除証明書が送られてきます。これを保存しておき確定申告や年末調整時に添付します。

なお、一般生命保険料控除のほかに個人年金保険に加入していると生命保険料控除とは別枠で個人年金保険料控除を受けることもできます。個人年金保険料控除を受ける場合も同様に保険会社から控除証明書が送られてきますので、合わせて保管するようにしておきましょう。


申告書へ記入して提出

生命保険料控除証明書を入手したら年末調整、確定申告により控除を受ける手続きをします。会社員であれば年末調整で、給与所得以外の収入がある人は確定申告により手続きをします。

■年末調整、確定申告をする人の提出先

  • 年末調整をする場合:勤務先
  • 確定申告をする場合:税務署

年末調整をする会社員の人は「給与所得者の保険料控除申告書」に記入をします。

給与所得者の保険料控除申告書には「保険会社等の名称」「保険等の種類」「保険等の契約者の名称」「保険金の受取人」「新・旧の区分」「本年中に支払った保険料の金額」を記入する欄がありますので、控除証明書や契約内容に従って記入をするようにしましょう。

保険会社の合併により会社名が長くなりすぎて、保険料控除申告書の保険会社等の名称に記入ができないということで話題になりましたね。

また、生命保険料控除は平成24年に改正がされており、契約時期が平成24年より前かどうかで適用される控除金額やルールが異なっているため、新旧の区分を記載することになっています。

確定申告をする人の場合は、確定申告書に記入をして控除証明書を添付して提出をすることで控除を受けることができます。

新制度が適用される契約の保険料、旧制度が適用される契約の保険料を「所得税の確定申告の手引き」「所得税の確定申告書」の記入欄にそれぞれ記入します。

生命保険料控除や個人年金保険料控除は毎年受けることになり、手続きが必要というと面倒に思う人もいますが、慣れるとそこまで面倒なものでもありませんので欠かさずに控除を受けるようにしましょう。


自分にあったお金の相談相手を見つける

老後のお金に対する不安を解消するには専門家に相談するのが一番で、特定の金融機関に属さないFPは大切なお金のことを相談する相手にぴったりです。

住んでいる地域や年齢、家族構成から自分にあった相談相手を探すことができるので、簡単に無料相談ができます。

FPを探して無料相談

サブコンテンツ

このページの先頭へ