NISAや401kなど税制優遇を活用した老後のお金の準備方法と商品の選び方

公開日:2014年10月9日

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公的年金以外のお金の準備方法として、ある程度リスクを取って資産運用をしてお金を増やすということもできます。

普通に証券会社に口座を開設して、投資をしても良いですが、NISAや401kという仕組みを使うことで税制優遇を受けて有利に運用をすることができます。


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NISAとは?NISAの特徴

NISAとは少額投資非課税制度のことで、年間100万円までの投資であれば運用益が非課税になる制度です。1名最大で500万円まで非課税となり、期間、金額の拡大も検討されているので、老後のお金のために効率的に運用したいという方はぜひ活用したい制度です。

  • NISAは年間100万円までの投資の運用益が非課税になる制度

対象の商品は株式、投資信託で、証券会社でNISA用の口座を開設して取引するだけですので、株式取引をされている方は利用している人が多いです。

老後の生活資金はなくすことのできないお金なので、安全性の高い資産で運用する必要がありますが、安全資産で運用されている投資信託だったり、余裕資金の運用で大きなリターンを狙う場合には有効な商品、制度であるといえます。


確定拠出年金(401k)とは?商品の特徴

一方、確定拠出年金とは、私的年金の一種で個人または企業が毎月決まった掛け金を積み立てて運用を行い、老後に年金または一時金で受け取れるものです。

  • 確定拠出年金は毎月決まった掛け金を積み立てて、自分で運用の指図も行う私的年金

企業が退職金代わりに用意していて、掛け金の半額を拠出している企業型と、自営業の人や勤務先に確定拠出年金制度がない人は個人型の確定拠出年金に加入することができます。

最大の特徴は税制優遇で、拠出した金額は全額所得控除され、運用益は非課税となり、年金等で受け取る際にも非課税となる税制優遇上は最強といってよいほど恵まれています。

掛け金には上限があり、途中で一時金で受け取ったり解約も原則できませんが、老後のお金として確定しているお金であればかなり効率的に運用することができます。


税制優遇をフル活用する

NISAと401kに共通して言えることは「税制優遇がされている金融商品」であるという点です。

■NISAと401kの主な税制優遇まとめ

税制優遇 商品
NISA 401k
掛金の所得控除 ×
運用益の非課税
受取時の非課税

税制優遇にはいくつか種類があり、その金額も様々ですが、拠出額が全額所得控除される401kの場合、年間50万円拠出した場合にすべてが所得控除されると、税率が20%の場合、支払う税金は10万円減少することになり、拠出額の20%の10万円を得したことになります。

これだけの運用益を他の商品で得ることはまずできませんので、税制優遇はできるだけ活用したい制度です。

  • 税制優遇によるメリット分を運用して得るのは難しいので、積極的に税制優遇を活用する

NISAは運用益が非課税となる制度なので、利益が出た時にその利益が大きくなる制度といえ、ノーリスクで得できるものではありませんが、やはりそのメリットは大きいですのでぜひ活用していきましょう。

資産運用をする場合、資金の性格も考えてなくしてはいけない生活資金についてはリスクのある商品で運用すべきではありませんので、その点には注意する必要がありますが、税制優遇を活用することで有利に老後のお金を貯めることができます。


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