老後のお金を独身の人がためる場合の毎月の貯金額はいくらか

公開日:2014年10月9日

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老後のお金は早めに準備をしたいもので、夫婦2人の老後よりも独り身で老後を迎える人はお金に頼る部分が大きくなるので、独身の人ほどお金の準備について真剣に考えておきたいものですね。

老後のお金の準備の方法は色々ありますが、本記事では貯金してためることを前提に、結局いくらくらい毎月貯金すれば良いのかの目安を紹介します。

老後に必要となるお金は人それぞれ違いますので、自分の場合いくらになるかの参考にしていただければと思います。


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老後のお金を独身の人がためる場合の毎月の貯金額はいくらか

老後にかかる生活費は5,000万円とも1億円とも言われていますが、これは夫婦2人の生活費をもとに計算された金額です。

独身の場合、単純に金額を半分にすれば良いかというとそういうわけではありません。

総務省が調査している家計調査年報によると、単身高齢者の生活費は約14万円といわれています。

それに対して受け取れる年金額は、厚生年金に加入しているサラリーマンであれば月に約15万円、国民年金に加入している自営業の人であれば月に約7万円程度となります。

厚生年金に加入しているサラリーマンであれば月の生活費を上回る年金収入があるため、老後のお金を用意する必要はないように感じますがそう甘くはありません。

一人で老後を迎える場合、介護やその他突発的にお金が必要になった場合もすべて自分ひとりで対応していかないといけないので、予備資金を多めに準備しておく必要があります。

夫婦世帯で1,000万円程度の予備資金を準備している人が多いですが、単身世帯であれば1,000万円~1,500万円程度が必要になります。

そのため、厚生年金に加入しているサラリーマンであれば、予備資金分を多めに1,500万円分自分で用意する必要があります。

国民年金に加入している自営業の人であれば、毎月の生活費の不足額(8万円)の20年分である1,920万円を加算した3,420万円を自分で用意する必要があるといえます。

■単身の老後に必要なお金

  • サラリーマン:約1,500万円
  • 自営業者  :約3,420万円

必要なお金がわかれば、あとは老後までの期間をもとに計画的にお金を貯めていくことになるので、毎月必要な貯金額がわかります。

仮に今の年齢が30歳であれば老後(60歳)までの期間は30年ですので、1,500万円が必要な方であれば年間50万円、毎月4.2万円の貯金が必要になります。退職金が期待できる方であれば必要な貯金額はもっと少なくなりますね。

自営業者の人であれば必要なお金は約3,420万円ですので、30年間であれば年間114万円、毎月9.5万円が必要になります。

公的年金によって必要なお金にはかなり差がありますが、毎月貯金が必要な金額まで落とし込むとやることが明確になりますので、まずは必要なお金を計算してみると良いかもしれませんね。


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