老後に必要なお金をざっくり計算する方法

公開日:2014年10月6日 最終更新日: 2014年10月7日

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老後に必要なお金は人それぞれ異なるので、必要な老後のお金を計算する場合、その人の暮らし方や暮らす場所によって考えていく必要があります。

とはいえ、ざっくりでもいくら必要かを知りたい場合もあると思いますので、本記事では簡単に老後のお金を知る方法を紹介します。


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老後に必要なお金のおおざっぱな計算方法

老後に必要なお金のおおざっぱな計算方法は以下の計算で算出します。

■老後に必要なお金のおおざっぱな計算方法

  • 生活資金:(毎月の生活費 ― 年金の月額支給額)× 12か月 × 20年間
  • 予備資金:1,500万円
  • 必要なお金=生活資金 + 予備資金 ― 退職金額

かかるお金から年金を引いた額が必要なお金ですので、ざっくり老後に必要な生活資金を計算するには、年間の生活費のうち公的年金の不足金額を出して、余裕資金1,500万円を足して、退職金を差し引いた金額を出すことで算出することができます。

毎月の生活費がいくらかわからない方は、普通の老後生活を送るには月25万円、ゆとりのある老後には35万円必要といわれていますので、それらの金額をもとに計算しましょう。


受け取る年金額をざっくり計算する方法

受け取る年金額は人によって異なりますが、厚生年金に加入しているサラリーマンの場合はざっくり受取額を計算することができます。

■受け取る年金額をざっくり計算する方法(厚生年金)

  • (2万円 +(5,500円 × 平均年収の百万の位))× 年金加入年数

厚生年金は「基礎年金部分」というすべての人が同額もらえる年金と「報酬比例部分」という収入に応じて変わる年金があります。

そのため、基礎年金部分である2万円の年金加入年数分、報酬比例部分である5,500円に会社員時代の平均年収の百万円の位(平均年収700万円であれば「7」)をかけた金額の年金加入年数分の金額がおおざっぱな受取年金額を計算できます。

また、受け取ることのできる年金額は夫婦によって異なり、個別に計算する必要があります。

専業主婦の場合受け取ることのできる年金は国民年金になりますので、基礎年金部分の2万円に年金加入年数分をかけることで算出することができます。

■受け取る年金額をざっくり計算する方法(国民年金)

  • 2万円 × 年金加入年数

算出した金額は1年で受け取れる金額ですので、上述した計算式に当てはめる場合は12で割って月額の年金収入をもとに計算します。

これで一般的なサラリーマンの方であれば、受け取れる年金額と老後に必要な金額をおおざっぱに把握することができます。


公的年金だけでは不足する

実際に計算をするとわかりますが、老後の生活費は公的年金だけでは足りないため、預貯金などの金融資産や自分年金など、自分でいくらか老後のお金を準備する必要があります。

老後のお金は1,000万円以上必要になりますので、早いうちからお金を貯めたり自分年金を準備したりすることで豊かで充実した老後を安心して迎えることができます。

1,000万円というと高額に感じますが、早めに準備を始めて税制優遇などを活用することでかなり有利にためることができますので、ぜひ活用して、効率的に老後のお金を準備するようにしましょう。


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