高齢でも結婚しない「おひとりさま」の割合と結婚しない理由
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老後の生活というと、夫婦2人でゆっくりというイメージが強いですが、最近では独身のまま老後の生活に入るおひとりさまが増えています。
どれくらいの人がおひとりさまとなっているのか、また結婚しない理由は何なのかを見ていきたいと思います。
高齢でも結婚しない「おひとりさま」の割合
高齢者でも結婚しないおひとりさまの割合を見るために、内閣府が調査した生涯で一度も結婚をしない「生涯未婚率」を見てみると男女それぞれ以下の割合になっています。
■生涯未婚率
- 男性:20.1%
- 女性:10.6%
自分の周りの人を想像すると、何となくそれくらいの割合ではないかという感覚がある人も多いと思います。とはいえ、この30年くらいで生涯未婚率は5倍から8倍くらいにまで増えています。
生涯未婚率が増加している明確な理由は不明ですが、時代とともに人の価値観が多様になっており、結婚して子供を産むことだけが正解でないライフスタイルになっていることが大きな原因の一つでしょう。
女性の社会進出により晩婚化が進んでいますし、今後はさらに生涯未婚率が高まっていくでしょうね。
おひとりさまが結婚しない理由
おひとりさまが結婚しない理由は、人それぞれですが、多くの人が結婚しない理由には以下の理由があります。
■結婚しない理由
- 経済的に十分生活ができるかどうか不安
- 配偶者と心が通わなくなるかもしれない
- 配偶者との親族とのつきあいが煩わしい
- 自分の自由時間が取れなくなる
おひとりさまが結婚しない理由として多いのは、経済的な不安によるものが最も多くなっています。
個人的には本当に愛し合っていれば気にせず結婚すれば良いのではないかと思いますが、現実的には経済力は自分の生活を決める大切な要素なので、そこに不安があると多くの人が結婚に二の足を踏んでいるようです。
また、配偶者とうまくやっていけるかという問題や、配偶者の家族との付き合いが煩わしいと考える人も多いようです。結婚すると自分の自由な時間が減ることになるので、それを嫌がる人も多いようです。
それなりに納得できる理由ではありますが、あくまで自己申告での回答ですので、実際のところは出会いがなかったりする部分も多いのでしょう。
おひとりさまの老後は有利?
おひとり様の老後はさみしいけど、経済的には夫婦で過ごすより楽だろうと考える方もいますが、それでも公的年金だけでは厳しい人はいます。
おひとりさまの生活費は月に15万円程度といわれ、ゆとりのある老後の生活には月に25万円程度必要と言われています。一方で厚生年金に加入している人の年金額は平均月15万円、国民年金加入者は月に7万円ほどです。
厚生年金に加入している人であれば、普通の生活をすることができますが、ゆとりのある老後の生活をしたい人や、国民年金加入者は、夫婦で老後を迎える人同様に年金以外に老後のお金を準備しておく必要があります。
とはいえ、結婚して子供もいない家庭だと、子供の教育費など現役時代の負担も少ないので、結婚している家庭よりも有利にお金を貯めることができます。
現役時代にしっかりお金を貯めて老後のお金を準備しておくことで、一人でお金もなくなるという最悪の事態は避けることができますので、老後におひとりさまになりそうな人ほど、現役時代にしっかりお金をためて老後の不安をなくしておきたいですね。
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