老後資金の準備に資産運用をする場合の注意点
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老後資金を準備しようと思った時に、定年や年金受給開始までに期間がある時には、お金を貯めるだけでなく資産運用をすることでお金を増やすことができます。
預貯金をしているだけでは得られない大きな利益を狙うこともできますが、資産運用をする際には注意点もありますので、本記事でチェックしておきましょう。
老後資金の準備に資産運用をする場合の注意点
老後資金を準備するために、資産運用をしてお金を増やそうとする際には以下の注意点があります。
■老後資金の準備に資産運用をする場合の注意点
- 生活資金はリスクの低い商品で運用する
- ローリスクハイリターンの商品はない
- 金融機関への手数料は最低限とする
生活資金はリスクの低い商品で運用する
まず生活資金となるお金については、ハイリスクの商品で運用をせずリターンは低くともローリスクの商品で運用するということです。
誰もが老後のお金を増やしたいものですが、金融商品の中には投資したお金が増えるどころか減ってしまう(元本保証のない)商品もあります。
元本保証のない商品で運用をしてお金を減らしてしまうと、大切な老後の生活費を減らしてしまいます。投資の結果はどうなるかわからないので減らしてはいけないお金は元本保証のあるリスクの低い商品で運用をするようにしましょう。
ローリスクハイリターンの商品はない
次に注意したいのはローリスクハイリターンの商品はないということです。
投資をすれば誰でも「リスクは低く」「リターンは大きく」を目指していますが、基本的に金融商品のリスクとリターンは相関関係にあります。
そのためリターンが大きい商品はリスクも大きく、リスクが小さい商品はリターンも小さいのが普通です。
ですので、リスクが小さくリターンが大きい商品は基本的には存在しません。少なくともそんな商品があれば競争になるので、相手からそんな商品が持ちかけられることはありません。
そのような商品の勧誘を受けたらほぼ100%詐欺だと思った方が良いでしょう。
以前あった未公開株の詐欺や牧場、ゴルフ場会員権の詐欺など、儲け話に関する詐欺は多くあり、そのすべてがローリスクハイリターンをうたい人の心の隙間に入り込んでお金をだまし取っています。
欲をかくと損をするものですので、地道にでも確実にお金を増やせるような形で資産運用を進めていきましょう。
- ローリスクハイリターンの商品はないので欲はかかない
金融機関への手数料は最低限とする
3点目に金融機関への手数料は最低限に押さえるということも重要です。
資産運用の成果は、簡単に計算式で表すと「投資したお金+運用の利益-手数料」です。そのため金融機関に支払う手数料が多いほど投資成績は悪くなり、安いほど成績は良くなります。
■投資の成績
- 投資したお金 + 運用の利益 - 手数料
ですので、資産運用をする金融機関は担当者の人柄なども重要ですが、どれだけの手数料がかかるかという観点で選ぶことをおすすめします。
通常、大手の金融機関で店舗を持っている金融機関よりも、ネット証券やネット銀行など、ネット専門の金融機関の方が手数料は安くなっています。
資産運用をする時にお世話になるのは証券会社ですが、野村證券や大和証券といった大手の証券会社よりもネット証券の方が圧倒的に手数料が安いです。
ネット証券はSBI証券や楽天証券など、新しい会社が運営元になっていることが多いですが、手数料が安いこともあって、個人投資家の株式取引の8割以上はネット証券を通じて行われています。
昔からの付き合いがある人以外はネット証券で株を取引していると言ってよいので、これから株を始める人はネット証券に口座を開設するようにしましょう。
ネット証券であれば、株式、投資信託、債券、FX、先物オプションなど、ほとんどの投資商品に投資が可能なので、まず満足できるでしょう。
ネット証券の中でも手数料や取扱商品をもとに取引する会社を選べばよいので、グループサイトのランキングなどを参考にして選んでみることをおすすめします。
自分にあったお金の相談相手を見つける
老後のお金に対する不安を解消するには専門家に相談するのが一番で、特定の金融機関に属さないFPは大切なお金のことを相談する相手にぴったりです。
住んでいる地域や年齢、家族構成から自分にあった相談相手を探すことができるので、簡単に無料相談ができます。