老後のお金は1億円が必要と言われる理由
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老後のお金がいくら必要かについては様々な意見、金額が言われており、まったく必要ないという人もいれば1億円必要だという人もいます。
老後に必要なお金はひとそれぞれですので、当サイトとしては自分の受け取ることのできる公的年金を把握して、老後の暮らしをイメージしてどれくらいの支出があるかを把握して不足額を自分で用意することをおすすめしています。
そのため、様々な意見には惑わされず、その根拠を確認して自分に当てはまるのかを冷静に見極めれば、混乱することもありません。
本記事では老後のお金が1億円必要と言われる理由について見ていきたいと思います。
老後のお金は1億円が必要と言われる理由
老後のお金に1億円が必要と言われる理由は、ゆとりのある老後の生活費に1億円近い金額が必要とされるためです。
- 老後のお金に1億円が必要と言われる理由は、ゆとりのある老後の生活費に1億円近い金額が必要とされるため
老後の生活費は普通の生活をして月に約25万円、ゆとりのある老後の生活をするためには月に約35万円が必要といわれています。
月額35万円が必要ということは年額で420万円が必要になります。
老後の生活は60歳から始まりますので、日本人の平均寿命を考えると20年から25年間分の生活費が必要になります。
20年だと8,400万円、25年だと1億500万円が必要になります。
■老後のお金は1億円が必要と言われる理由
- ゆとりのある老後の生活費:月35万円×12か月×25年間=1億500万円
これが老後の生活に1億円がかかると言われる理由です。
自分で用意しないといけない金額はもっと少ない
老後の生活にかかるお金が1億円と言われると途方もない金額に聞こえますが、すべてを自分で用意しないといけないかというとそうではなく、実際に自分で用意しないといけない金額はもっと少なくなります。
老後の生活では公的年金がもらえますので、保険料をきちんと払っていれば公的年金分は自分でお金を貯めて準備する必要はありません。
- 老後のお金を自分で用意するのは、公的年金では足りない不足額
厚生年金に加入しているサラリーマンの人で専業主婦の妻がいる人であれば、平均月に21万円程度年金が受け取れるので、年間252万円、25年間で6,300万円程度を年金として受け取れることになります。
退職金が出る人は退職金分のお金も老後のお金に回すことができ、自分で用意しないといけない金額は1,000万円から2,000万円程度になります。
自営業の人は国民年金に加入しているので、もらえる年金は少なく退職金もないので、もっと厳しいですが、1億円すべてを用意する必要はありません。
「老後に1億円必要だ!」と声高に叫ぶ人は、よほど知識のない人か、不安をあおって何かを買わせたり、契約をしようとしている人であることが多いので、あまり信用しない方が良いでしょう。
老後のお金を考える上でまず重要なのは、自分がもらえる公的年金を把握することです。
その上で老後の生活にかかるお金を考えて、不足額を自分で用意することになります。早く準備を始めたり税制優遇を活用することで効率的にためることができますので当サイトも参考にしていただき準備していただければと思います。
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老後のお金に対する不安を解消するには専門家に相談するのが一番で、特定の金融機関に属さないFPは大切なお金のことを相談する相手にぴったりです。
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