暮らし方別!老後の生活費はいくら必要か
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老後のためにお金をいくら用意すればよいかを考える上では、老後の生活費がいくら必要かを考えることになりますが、老後の生活費は人によって大きく異なります。
現役世代でも生活費が多い人や少ない生活費で生活している人がいますが、老後の生活も同様で暮らし方やお金の使い方によって必要な生活費は変わってきます。
老後の生活費の平均は月24万円、ゆとりのある老後には月35万円必要といわれていますが、本記事では暮らし方によって生活費がどのように変化するかを考えていきたいと思います。
老後の生活費が変わるポイント
老後の生活費が変わる暮らし方のポイントには以下が考えられます。
■老後の生活費が変わるポイント
- 老後を過ごす場所
- 老後を過ごす人
- 老後の趣味や行動
老後を過ごす場所
老後は過ごす場所によって生活費が大きく変わってきます。
「都市部で過ごす」「田舎で過ごす」「海外に移住する」「別荘を借りて2か所で過ごす」「自宅でそのまま」など、老後を過ごす場所には様々な選択肢があります。
持ち家の人は自宅でそのまま過ごす場合、老後の住宅費は固定資産税くらいですむので安くなりますが、都市部や田舎に引っ越す場合はその分の家賃や住宅取得費用がかかることになります。
別荘を借りる場合はさらに別荘分の家賃が必要になります。
住宅費用だけでなく、生活環境がかわることになるので、その他の生活費も変わってきます。
田舎は都市部よりも物価が安いので、少ない生活費で過ごすことができます。都市部の場合は便利な買い物スポットなどが多いので、楽しく便利ではありますが出費が増えることになります。
海外で過ごす場合には、移り住む国によって生活費が大きく変わってきます。
欧米であれば日本で過ごすのと同じかそれ以上の生活費がかかることになりますが、新興国であれば物価が安いので安い生活費で老後を過ごすこともできます。
老後をどこで過ごすかは、生活環境を決めることにもなるので、お金の面だけでは決めることはできませんが、住む場所による生活費への影響は理解しておく必要があります。
老後を過ごす人
老後を誰と過ごすかによっても必要な生活費は変わってきます。
老後は夫婦2人で過ごすイメージが強いですが、最近ではおひとり様で老後を過ごす人も増えてきています。
また、兄弟や子供と過ごす人もいますので、それによって必要な生活費が変わります。
夫婦2人で暮らす場合と比べると、独り身で老後を過ごす場合は子供や孫に使うお金がないので必要なお金は少なくなります。
兄弟や子供と過ごす場合、介護や生活費などの面で援助してもらうことができますが、その分人によっては子供の生活費の援助や孫の教育費など色々と出費が必要になることもあります。
このように老後に誰と暮らすかも老後の生活費を決める大きな要素ですが、家族である場合がほとんどですので、生活費のために過ごす家族を増やしたり減らすことはできません。
自分の家族構成によって、何となく老後を過ごす人はわかってくると思いますので、それによってどの程度生活費がかかりそうかは認識して老後のお金を準備する必要があります。
老後の趣味や行動
老後の趣味や行動によっても必要な生活費は変わってきます。
老後は現役世代と比較すると時間に余裕ができるので、趣味に割く時間も増えることになります。時間が増えることに伴って、趣味によっては必要なお金も増えてきます。
畑で野菜を作ったり、思う存分旅行をするなど、人によって趣味や生きがいは様々ですが、好きなことを好きなだけして老後を過ごしたいものですので、必要になるお金は準備しておきたいですね。
自分に必要な老後の場所・人・趣味を把握する
老後の生活費を決める要素を見てきました。
住む場所、暮らす人、暮らし方で老後の生活費は大きく異なりますが、1度きりの人生ですので過ごしたい場所・人・趣味で充実した老後を過ごしたいですよね。
お金のために老後の生活設計を変更しないといけないのは大変もったいないので、まずは自分がしたい老後の暮らしを把握して、そのために必要なお金はいくらになるのかを考えて、必要な老後の生活費を準備したいですね。
まだ老後の生活なんてわからないという人は、場所、人、趣味などの中で自分にとって譲れないポイントを1つ決めて、その他のポイントについてはいくつかパターンを考えて、現役世代のうちに様々なプランを立ててみるのも良いですね。
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老後のお金に対する不安を解消するには専門家に相談するのが一番で、特定の金融機関に属さないFPは大切なお金のことを相談する相手にぴったりです。
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