安心して老後を過ごすための定年後のマネープラン
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安心した老後を過ごすためには、早いうちに定年後のマネープランを立てておく必要があります。
行き当たりばったりの人生も考え方によっては味わい深いものですが、老後にお金が無くなってしまうとそこから回復することはとても難しいので、老後はお金の心配をせずに暮らしたいという人は準備をしておくに越したことはありません。
老後に必要な金額を把握する
老後のお金を貯めるには、まずいくら必要なのかを把握することが重要です。
老後の生活費は月に約25万円と言われ、厚生年金に加入しているサラリーマン夫婦の年金の平均が月に約21万円、国民年金に加入している自営業夫婦は月に約15万円といわれていますので、公的年金だけではほとんどの人は老後のお金が足りません。
老後に必要となる生活費やもらえる年金額は人によって異なりますが、自分の必要とする生活費や予備資金ともらえる年金額を把握して、老後までに準備しないといけないお金を把握しましょう。
例えば、平均的な生活を望むサラリーマン夫婦で、年金収入が月に21万円、生活費が25万円とすると、毎月4万円の不足が出ることになり、年間約50万円、20年で1,000万円、25年で1,250万円が必要になります。
予備資金を500万円くらい必要と考えると、老後のお金としては1,500万円から1,750万円くらいが必要になるという風に考えることになります。
お金を用意する方法を検討する
必要なお金を把握できたらお金を用意する方法を検討しましょう。
老後のお金を用意する方法には貯金するだけでなく、資産運用で増やしたり、サラリーマンであれば退職金を老後の資金にあてたり、老後も仕事をして収入を得るなどの方法があります。
また、個人年金や確定拠出年金などを利用して「自分年金」を用意する方法もあります。
■老後のお金を用意する方法
- 貯金する
- 資産運用で増やす
- 個人年金や確定拠出年金などを利用して「自分年金」を用意する
- 退職金を老後の資金とする
- 仕事をして収入を得る
どの方法が正解というのはなく、人によっては選ぶことのできない選択肢があったり、価値観が違うこともあります。
貯金をするというのが最もシンプルではありますが、貯金するだけでは貯めた金額以上に増えることはないですし、定年までに時間がある場合には資産運用をして増やすこともできます。
老後のお金はなくしてはいけない生活費になるので、株式などのリスクのあるお金で運用すると危険ですが、債券や投資信託などの比較的リスクの低い商品で運用をすることでいくらかお金を増やすことができます。
また、余裕資金であれば株式投資をするのも良いですね。
お金を貯めるにしても、老後に働いて収入を得るにしても計画をして、マネープランが立っていれば、老後の生活になって「こんなはずではなかった・・・」となることもなく、充実した老後の生活を送ることができます。
自分にはどんな選択肢があるのかだけでも見てみると、老後の生活がぐっと身近に感じられ、自分がどんな老後の生活をしたいのかわかることもあります。
まずは「どんな生活がしたいか(どれくらい生活費がかかるか)」「お金をどう用意するか(年金は?不足額の準備は?)」を考えてみると良いと思います。
自分にあったお金の相談相手を見つける
老後のお金に対する不安を解消するには専門家に相談するのが一番で、特定の金融機関に属さないFPは大切なお金のことを相談する相手にぴったりです。
住んでいる地域や年齢、家族構成から自分にあった相談相手を探すことができるので、簡単に無料相談ができます。