会社員の老後のお金の多くを占める「退職金」や「企業年金」制度

公開日:2015年1月26日

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老後までに準備するお金は、老後の生活費等で必要になるお金から公的年金などもらえる年金を差し引いて足りない分を準備することになります。

公的年金だけでは老後のお金は足りないので個人年金などで準備をすることになりますが、会社員の人の老後のお金として公的年金と並び重要なのが退職金や企業年金制度です。


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退職金は老後の大きな柱になる

老後の資金は退職金も考慮して計算をする必要があります。老後資金の準備というとすぐに投資や個人年金への加入を考えてしまいますが、必要なお金から公的年金や退職金を差し引いてその他の方法で準備しないといけない金額を計算しなければなりません。

企業や人によって退職金の金額は異なりますが、厚生年金に加入している会社員であれば平均で月に15万円程度の年金収入がありますので、一定額以上の退職金がある人であれば他に必要となる老後のお金はかなり少なくてすみます。

退職金の相場としては大卒の人で約2,300万円と、かなりの金額が支払われていますが、平均額ですので大企業の人が平均額を押し上げていると思われます。それでも公的年金と同じか下手するとそれ以上の金額が退職金として入ってくることになりますので老後のお金の大きな柱になります。

■退職金の相場

  • 大卒(管理):約2,300万円
  • 高卒(管理):約2,000万円
  • 高卒(現場):約1,690万円
  • 中卒(現場):約1,480万円

退職金で残った住宅ローンや教育資金などを支払うので老後の生活費には使えないという人もいますが、会社員の人は老後に必要なお金を計算する際には退職金も考慮に入れて計算をするようにしましょう。


退職金を受け取る際の注意点

  • 退職金の運用は慎重に行う

退職金制度は企業によって異なりますが、一般的には退職金は一時金で受け取るようになっており、企業年金を導入している会社の場合は退職金相当額を年金で受け取ることができたり、一時金で受け取るかを選択することができます。

退職金を一時金で受け取ると、まとまったお金が手元に入ることになりますが、すぐにすべてを使用するわけではないので、運用をしながら取り崩していくと最終的にもらった金額以上のお金を年金として受け取ることができるようになります。

退職金の運用については各金融機関も力を入れていて様々な営業攻勢をかけてきますが、退職金を老後の生活費に充てる予定の人は絶対になくしてはいけないお金になるのでリスクの大きな商品に投資をするのは危険です。

リスク許容度は人それぞれですが、少なくともリスクがどこにあるのかわからない商品やノーリスクで収益が大きいという商品は怪しいので注意するようにしましょう。

また退職金がいくらもらえるのかは企業も従業員に定年退職が近づかないと詳しい説明をしないことが多いです。

しかし退職金は金額が大きいので会社員の人にとっては公的年金と並んで重要なお金になります。

老後のお金の設計をする上で退職金は欠かせないものですので、退職金がいくらもらえるのかまた一時金で受け取ることになるのか年金で受け取ることができるのかなどの事項は、老後のお金について考える時に勤務先に早めに確認をしておくのが重要です。


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