新入社員が入社後少し落ち着いたら確認しておきたい年金のポイント

公開日:2014年10月30日

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4月になると多くの人が会社に就職して新入社員として働きだします。

新入社員の人の多くが、厚生年金に加入することになります。今後は会社の給料から天引きされ会社が保険料を代わりに納付してくれます。

実際に働き始めると、仕事や新しい人間関係などもあって年金どころではないと思いますが、本記事では新入社員が入社時に確認したい年金のポイントを紹介します。


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新入社員が入社時に確認したい年金のポイント

  • 初任給の給与明細の厚生年金保険料
  • 年金手帳
  • 学生時代の納付実績

koteki-nenkin02会社に入社すると厚生年金に加入することになりますが、加入の手続きは会社がしてくれますので、入社前に年金手帳を持っていって手続きをしてもらったと思います。

4年制の大学を卒業した新入社員の場合、20歳で国民年金に加入し学生納付特例を活用していた人も多く、年金保険料を支払ったことがある人は少ないかもしれませんが、20歳以上の人には年金手帳が交付されています。

20歳以下で就職した場合は、会社に就職したことで初めて年金制度に加入することになるので、会社から年金手帳を受け取ることになります。現在年金手帳を交付される方は青色の年金手帳が交付されます。

  • 年金手帳が手元にあるか確認する

年金手帳は誰の年金か識別するための「基礎年金番号」というとても大事な情報が記載されていますので、必ず手元に置いておくようにしましょう。

会社員は給料から天引きされて保険料を納めることになるので、年金の保険料をあまり意識することはありませんが、給与明細を見ると厚生年金保険料の欄に天引きされた保険料を確認することができます。

厚生年金の保険料は会社と従業員が折半して支払っていますので、給与明細に記載されている金額と同じ額を会社が払ってくれていて、給与明細に記載される金額の倍が納められています。

1月の金額を見ると大したことないと思うかもしれませんが、約40年間納めると思うと大きな金額を老後に貯めていることが少し実感できますね。

また厚生年金保険料は収入によって、納める保険料が変わってきますので今後給料が上がると納める厚生年金保険料も増加します。給料が上がった時に納める保険料を見て、「おれも稼ぐようになったな」と感じるためにも、初任給の厚生年金保険料を覚えておくのも良いですね。

なお、厚生年金の保険料はその年の4月から6月までの収入によって決まります。新入社員時の年の4月から8月までは最初の収入をもとに決まっていて、4月から6月の収入で9月以降の保険料が決まり、その後1年間同じになります。

厚生年金における収入は給与だけでなく、賞与も含めた報酬をもとに保険料を決める総報酬制となっています。

  • 学生時代の納付実績を確認しておく

上述した通り、大卒で会社に就職した場合、学生時代に国民年金に加入することになり、多くの人が学生納付特例制度を使って保険料の納付を免除してもらっています。

免除された保険料は10年間支払うことができますので、学生時代の保険料を納付することで年金を増やすことができます。1年分保険料を支払う約2万円年金が増えると言われています。老後のことを考えると支払っておくとお得なので、お金に余裕ができたら支払っておくようにしましょう。

学生時代の納付実績はインターネットで確認できる「ねんきんネット」や1年に一度届く「ねんきん定期便」で確認することができます。

入社直後に年金のことを考える人は少ないと思いますが、初任給の給与明細の厚生年金保険料額と学生時代の納付実績は確認して、必要に応じて納付もしておくと後々楽になりますので、仕事に少し慣れたくらいのタイミングで確認するようにしておきましょう。

  • 初任給の給与明細の厚生年金保険料欄を確認する
  • 年金手帳がきちんと手元にあるのか確認する
  • 学生時代の納付実績を確認する


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