国民年金保険料の納付期限・猶予期間と納付忘れを防ぐ良い方法

公開日:2014年10月21日

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

国民年金保険料の納付は国民の義務ですが、毎月納付書で支払っている人だと、ついうっかり支払いを忘れてしまうことがあります。

納付し忘れを防ぐのであれば、口座振替やクレジットカードで支払うのが手間もなくなり、割引もあるのでおすすめですが、いつまでに支払えば良いのかと思う人もいると思いますので、本記事では国民年金保険料の納付期限や猶予期間について紹介します。


[スポンサーリンク]

国民年金保険料の納付期限

国民年金保険料の納付期限は納付対象月の翌月末までと法令で定められています。

■国民年金保険料の納付期限

  • 国民年金保険料の納付期限は納付対象月の翌月末

納付書で支払いをする場合、例えばある年の4月分の保険料であれば5月末に支払う必要があるということですね。

納付期限は納付書にも記載がされていますので、納付書内の納付期限の日付を確認することでもわかります。

noufusyo01
出典:日本年金機構

納付期限内に年金を納めないと、年金が受給できなくなる場合もあるので注意が必要です。また納付期限を過ぎた分を後から支払う場合、延滞金を上乗せして支払わないいけなくなるので、この点にも注意が必要です。


国民年金保険料の猶予期間

国民年金保険料が払えない場合には一定条件のもと、保険料の支払いをしばらく待ってもらえる猶予期間が与えられる場合があります。

猶予期間は「若年者納付猶予制度」といい、20代の人で前年の所得が一定以下の場合には申請をすることで保険料の納付に猶予されます。

  • 20歳から30歳未満の場合、所得が少なければ保険料の納付が猶予される「若年者納付猶予制度」を利用することができる

納付猶予期間は年金受給資格を得るための期間としてはカウントされますが、年金支給額の加算はされません。ただし追納をした場合には年金支給額にも加算されることになります。

この他にも所得が少なかったり、失業した場合、年齢に関係なく、保険料の納付を免除される免除制度もあります。

逆に言うと、所得が少ないなどの理由がなければ保険料の納付を待ってもらえることはなく、納付期限を過ぎた場合には督促状や延滞金の対象になりますので、普通の人は納付期限を守らないといけません。


年金保険料の時効

なお、年金保険料には時効があり、以下の条件に当てはまる場合には保険料を払おうと思っても支払うことができません。

■年金保険料が時効となる場合

  • 納付期限から2年間が経過した保険料(追納保険料含む)
  • 納付対象月から10年を経過した追納保険料

保険料が払えなくなるのなら、時効になるのは被保険者にとって良いことのように感じる人もいますが、年金を受給するには25年の受給資格期間が必要になり、受給資格期間が足りない場合は年金は1円ももらえません。

仮に24年保険料を納めていて、受給資格期間が足りないから過去分をさかのぼって保険料を支払おうと思っても、時効により保険料を支払うことはできず、24年間保険料を支払ってきたのが無駄になってしまいます。

そのため、年金保険料の時効消滅には注意する必要があります。


国民年金保険料の納付忘れを防ぐ方法

国民年金保険料の納付期限や猶予期間について見てきました。

年金の保険料は法令でも定められている国民の義務です。保険料を支払っていないと国から強制徴収される可能性もあり、納付期限を過ぎている場合は延滞金も必要になります。

国民年金保険料の未納・滞納は論外ですが、納付忘れもしないように注意が必要です。

納付忘れを防ぐには口座振替やクレジットカード払いにして、自動的に支払うようにしてしまうのが一番です。

  • 国民年金保険料の納付忘れを防ぐには、口座振替やクレジットカード払いにする

さらに口座振替であれば、前納割引制度を使うことで、保険料を前払いすることになりますが、保険料の割引を受けることができます。

納付忘れがなくなり、手間も少なくなり、保険料も安くなるので言うことなしです。最初の手続きが若干面倒ですが、一度手続きすれば終わりですので、ぜひ国民年金保険料の納付には口座振替やクレジットカード払いを活用しましょう。


自分にあったお金の相談相手を見つける

老後のお金に対する不安を解消するには専門家に相談するのが一番で、特定の金融機関に属さないFPは大切なお金のことを相談する相手にぴったりです。

住んでいる地域や年齢、家族構成から自分にあった相談相手を探すことができるので、簡単に無料相談ができます。

FPを探して無料相談

サブコンテンツ

このページの先頭へ