国民年金保険料の支払方法の種類と一番得する保険料の払い方

公開日:2014年10月21日 最終更新日: 2015年7月21日

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年金保険料は、会社員の人は厚生年金に加入していて会社が給与から天引きして払ってくれていますが、国民年金に加入する自営業者などの第1号被保険者は自分で保険料を支払う必要があります。

保険料の支払方法はいくつか用意されていますので、本記事では、国民年金保険料の支払方法を紹介したいと思います。


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国民年金保険料の支払方法の種類

国民年金の保険料は以下の方法で支払うことができます。

■国民年金保険料の支払方法

  • 口座振替
  • クレジットカード払い
  • 納付書による支払い

国民年金保険料は、銀行口座による引き落としと、クレジットカードでの支払い、そして送られてくる納付書を銀行やコンビニなどに持っていって支払う納付書払いという、大きく3つの支払方法があります。

何も手続きをしていなかったり、会社をやめて自営業になったばかりの人は納付書による支払いになっています。

納付書による支払いは、自分が税金を支払っているのだということを実感することもできますが、毎回銀行やコンビニに行って支払うのも手間ですので、納め忘れのない口座振替やクレジットカード払いへの変更を検討すると良いでしょう。

納付書での支払いは年金未払いのもとにもなります。年金未納を続けると良いことは何もないので、必ず支払うようにしましょう。


最もお得なのは口座振替による割引

口座振替とクレジットカード払いは手間を減らすだけでなく、支払うことで得をすることができるというメリットがあります。

  • 口座振替とクレジットカード払いにすることでお得なメリットがある

クレジットカード払いをすることで、クレジットカードの利用額に応じたポイントを得ることができますので、その分普通に納付書で支払うよりもお得になります。

お得になる金額は利用するクレジットカードによって異なりますが、仮に還元率1%のクレジットカードを使用した場合、「15,250円×12か月= 183,000円」の保険料を支払うと、約1,800円程度得することになります。

数千円保険料が実質的に割り引きになるので結構大きいですね。

しかし、最もお得なのは口座振替です。

口座振替で支払をする場合、引き落とし方法を毎月支払うか、半年分、1年分、2年分を一括して納めるかを選ぶことができます。

■口座振替の引落方法

  • 毎月
  • 6か月分の前納(4月~9月分、10月~翌年3月分)
  • 1年度分の前納(4月~翌年3月分)
  • 2年度分の前納(4月~翌々年3月分)

一括で保険料を納付すると支払った期間に応じて割引があり、2014年の保険料では、6か月分では1,040円、1年分では3,840円、2年分を一括で納めるとなんと14,800円もの保険料の割引があります。

先ほどのクレジットカードによる割引が1,800円程度だったことを考えると、1年以上の保険料を前納するのであれば口座振替が得なことがわかります。

特に2年前納した場合の割引額14,800円はとても大きな割引額ですね。2年前納による割引は2014年から始まった制度なので知らない人も多いですが、ぜひ活用したい割引といえます。

■引落方法による保険料の割引額まとめ

引落方法 支払う保険料 割引額
6か月 90,460円 1,040円
1年 179,160円 3,840円
2年 355,280円 14,800円


クレジットカードがお得になることもある

通常、このような自動引き落としの場合、クレジットカード払いとするのが最も得をするようになっていますが、国民年金の保険料については口座振替の特別な割引があるため、口座振替が最も得するようになっていますね。

とはいえ、クレジットカードの中には、一定額以上の利用をすると年会費が無料になったりポイントの還元率が高くなるなど、利用金額に応じた特典を提供しているカードもあり、絶対に口座振替がお得になるとは言い切れません。

さすがに2年前納以上にお得になるクレジットカードはないと思いますが、利用中のクレジットカードによってはクレジットカード払いを検討してみても良いかもしれません。


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