確定年金から終身年金など年金のタイプを変更する場合のポイント

個人年金保険には終身年金や確定年金など年金受取期間に応じて様々なタイプがあります。

年金の受取タイプは、年金が必要な期間などから加入したい保険を選ぶことになりますが、契約後にお金が必要な時期や金額が変わってしまい、年金受取時には違うタイプの年金に加入したいという場合があります。

そのような時に保険会社や商品によっては、確定年金から終身年金のように年金受取前に年金のタイプを変更することができます。

年金のタイプには死亡すると年金がもらえない有期年金や終身年金に、一定期間被保険者の生死に関わらず年金を受け取ることのできる保証期間付の年金保険とすることもできます。

受け取る年金のタイプを変更する場合のポイント

受け取る年金のタイプを確定年金から終身年金などに変更する場合、毎年の受取年金額が変わり、さらに何歳まで生きるかで受取年金総額が変わる点に注意が必要です。

例えば確定年金から終身年金に変更する場合、被保険者が死亡するまで年金を受け取ることができるようになるので、年金受取期間は長くなる可能性があります。しかしその分毎年の年金額は少なくなります。

また終身年金に変更をすると、長生きするほどに受け取ることのできる年金総額は大きくなります。一方で平均年齢より早く死亡することになると年金の受取総額は少なくなります。

自分がいつ死亡するかはわからないものですが、被保険者が死亡する時期によって受取年金総額が増減することを理解しておく必要があります。

変更する際には変更前後の商品内容やプランを確認して、自分が何歳まで生きれば得をするのか、確認してから変更するようにしたいですね。

年金受取タイプの変更ができるかは契約時に要確認

年金受取タイプの変更は保険会社や商品によって変更できない場合もあります。

後から変更できるからと思いこんでよく考えずに年金タイプを選んでしまい、年金受取寸前に変更ができないことになっても困るので、契約時に変更ができるのか、また変更ができる場合はどのような条件になるのかを確認するようにしましょう。

契約時点では将来どのような年金が必要になるかはわからないので、できれば変更がきく保険に加入しておくのが安心ですね。