個人年金保険の支給開始年齢・支給期間の目安や平均

公開日:2015年1月5日

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個人年金保険は様々な条件によってタイプ分けされており、色々な商品がありますが、「年金を何歳から受け取るか」「年金を何年間受け取るか」は老後の生活設計にも関わってきますので特に重要な要素です。

給付期間や支給開始年齢によって、払い込む保険料の金額や期間も大きく変わってきますので、個人年金保険を検討する際の最大のポイントといってもよいかもしれません。

個人年金保険の支給開始年齢や支給期間は、「個人年金保険をどのような用途で使用するのか」よっても大きく変わってきますが、参考として他の人がどのような受取期間、受取開始年齢の保険を選んでいるのかを見ていきましょう。


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個人年金保険の支給開始年齢別の割合

他の人がどのような支給開始年齢の個人年金に加入しているか、生命保険文化センターが実施している調査結果を見ていきたいと思います。平成24年度に行われた調査の結果、支給開始年齢別の個人年金保険の加入割合は以下のようになっています。

■個人年金保険の支給開始年齢別の割合

年齢 比率
59歳以下 3.9%
60歳 32.1%
61-64歳 6.1%
65歳 26.6%
66-69歳 3.5%
70歳以上 8.2%

出典:生命保険文化センター

支給開始年齢は60歳、65歳、70歳などに設定できる個人年金が多いため、きりのよい年齢の割合が圧倒的に高くなっています。

中でも60歳が32.1%、65歳が26.6%と1番目2番目に高くなっており、定年退職や公的年金の支給開始のタイミングに合わせて個人年金保険の給付も開始する人が多くいることがわかります。

70歳以上から受取開始としている人は全体の8.2%となっており、死亡するリスクもあることから高齢になってから受取を開始する人は少数派で、もらえるうちにもらうという人が多数派のようです。お金が必要になる時期が60歳、65歳ということもありますので、納得感のある結果になっていますね。


個人年金保険の給付期間別の割合

同じ平成24年の調査結果で、給付期間別の割合を見ると結果は以下のようになっています。

■個人年金保険の給付期間別の割合

期間 比率
5年 8.7%
10年 43.5%
15年 8.3%
終身 15.4%

出典:生命保険文化センター

  • 最も多い給付期間は「10年」で全体の4割以上を占める

最も多い給付期間は10年となっており、次いで多いのが死ぬまでもらう「終身型」の保険で15.4%、その他は5年が8.7%、15年が8.3%となっています。

死ぬまで年金を受け取ることのできる終身型が最も保障が手厚いですが、その分保険料も高く、早めに死亡してしまった場合には支払った保険料よりも少ない年金しかもらえないという可能性もあり、保険料も手ごろな10年の受取期間が選ばれているのでしょうね。

上述した支給開始年齢と合わせると、60歳または65歳からの10年間を個人年金保険によって保障しようとする人が多いと推察されます。定年退職してから公的年金を受け取れるまでのつなぎ年金や公的年金に上乗せをして生活費の足しにしようという目的が感じられますね。

個人年金の目的のほとんどは老後の生活資金ですので、当たり前といえば当たり前ですが、ご自身の個人年金保険を検討する際の参考にしていただければと思います。


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