個人年金保険のタイプ・分類ごとの検討ポイント

公開日:2014年11月13日

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個人年金保険には年金の受取金額や保険料の支払方法などで様々な種類があります。

様々なタイプがあるのは自分にあった保険を選ぶことができるので良いですが、逆にどんな保険を選べば良いのか悩む人も多いと思いますので、個人年金保険のタイプごとにどのような人が選ぶべきか考えていきたいと思います。


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個人年金の種類ごとのチェックポイント

個人年金保険の種類は大きく受取金額、受取期間、保険料の支払方法、通貨を選択して組み合わせていくことで自分にあった保険に加入することになります。

各タイプの意味は別の記事で紹介していますが、それぞれのタイプごとに選ぶ際のポイントは以下の通りです。

  • 受取金額    :確実に必要な年金か、リスクを取ってでも年金を増やすか
  • 受取期間    :どの期間の収入を保障したいか
  • 保険料の支払期間:まとまったお金が用意できるか
  • 年金の通貨   :為替のリスクを取れるか。外貨が必要か。


年金の定額・変額、通貨の選択は取れるリスクで判断する

  • 確実に必要なお金は定額年金で用意する

年金の受取金額は、受け取る年金額が決まっている「定額個人年金」か受け取ることのできる年金が運用の結果によって変わる「変額個人年金」があります。

年金の通貨が外貨の「外貨建て個人年金」も、為替レートの変動によって受け取ることのできる円の年金額が増減することになるので受け取る年金が変わる個人年金保険といえます。

個人年金保険は老後の大切なお金を準備していますので、定額の個人年金保険が一般的ですが、生活に最低限必要なお金はすでに他の年金で準備できているのなら、余裕資金として変額年金や外貨建ての個人年金で大きな収益を狙うのも良いかもしれません。

変額個人年金はリスクの割に保険料が割高なことも多いので、変額個人年金に加入する際は株や投資信託など他の投資商品と比較する必要があります。


年金の受取期間は「ないとまずい」保障を見極めてつける

個人年金保険を選ぶ際に最も悩むのは年金の受取期間だと思います。

受取期間は死ぬまで年金がもらえる終身年金や、決まった期間だけ年金が受け取れる有期年金などがあります。自分が死んだ場合も一定期間は残された家族に年金が支払われる確定年金や保証期間をつけることもできます。

■個人年金保険の受取期間による分類

  • 終身年金:被保険者が死亡するまで期間の定めなく年金がもらえる
  • 有期年金:一定期間、被保険者が生きている限り年金をもらえる
  • 確定年金:一定期間、被保険者が死亡したとしても必ず年金をもらえる
  • 保証期間付終身年金:終身年金のうち、保証期間内は被保険者が死亡しても年金がもらえるもの
  • 保証期間付有期年金:有期年金のうち、保証期間内は被保険者が死亡しても年金がもらえるもの

年金の受取期間は死ぬまで受け取りたいのか、一定期間だけで良いのかを決めた上で、自分が死亡した時に家族が年金を受け取る必要があるかで保証期間をつけるかどうかを決めることになります。

年金をもらえる期間を拡大すると保険料が高くなりますので、「あったらよい」保障をつけるのではなく「ないとまずい」保障をつけるという観点で検討すると不要な保障をつけずにすみます。


保険料の支払方法はまとまったお金が用意できるかどうかで決める

個人年金保険の保険料の支払方法は大きく、「一括(一時払い)」か「分割(積立払い)」かで分かれ、分割も月払い、半年払い、年払いがあります。

一時払いで支払うと、毎月積み立てて払うよりも保険料の割引を受けることができるので、まとまったお金があるのであれば一時金で支払いましょう。

月払いが一般的ではありますが、支払う金額が大きくなるほど割引が大きくなるので、支払える金額と相談して決めるようにしましょう。


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