年金受取期間による個人年金保険の選び方と保険料の差
個人年金は年金の受取期間によって商品が分類され、また名称があります。
個人年金保険は年金を受け取るために加入するものですので、その年金がどれくらいの期間どのように支払われるのかというのは非常に重要なことですので、個人年金保険を選ぶ際の重要なポイントになります。
個人年金の年金受取期間から選ぶ
個人年金保険の受取期間は商品によって決まっているものと、いくつかの受取期間から選択することができる商品があります。
受取期間だけで保険を決めるわけではありませんが、重要ですので保険を選ぶ際は自分にあった受取期間を選択可能な保険から選ぶことになります。
■個人年金保険の受取期間
- 終身年金:死亡するまで年金が受け取れる年金保険
- 有期年金:一定期間生きている限り年金が受け取れる年金保険
- 確定年金:一定期間必ず年金が受け取れる年金保険
- 保証期間付終身年金:一定期間は必ず年金が受け取れる保証期間が付いた終身年金
- 保証期間付有期年金:一定期間は必ず年金が受け取れる保証期間が付いた有期年金
- 夫婦年金:夫婦のうちどちらかが死亡しても年金が支払われ続ける年金保険
死ぬまでずっと年金がもらえる終身年金と、決まった期間年金がもらえる有期年金を基本にして、期間中に被保険者が死亡したとしても年金がもらえる保証期間付の年金や確定年金があります。
被保険者が2人いるような形になるので、夫婦年金は少し特殊なタイプの年金保険といえますね。
いつまで年金が必要か、また自分が死亡した場合も家族に必要なお金かなどを判断して自分にあった年金の受取期間を選択することになります。
ずっと年金がもらえる終身年金が良いと考える人は多いですが、保障が手厚くなると保険料も高くなるので、保険料と保障内容を天秤にかけつつ判断をすることになります。
個人的には保険はシンプルな方が良いと考えていますので、絶対にないと困るお金については保険で用意して、「なるべくならほしい」とか「あったら良いな」という保障はつけないことをおすすめしています。
それぞれの受取期間ごとの年金の特徴や加入しているのに向いている人の詳細については個別に紹介していますので、以下の記事を参照してください。
保険料は終身保険、確定年金、有期年金の順に高い
一般的に、他の条件が同じなら受取期間による保険料は終身年金、確定年金、有期年金の順に高くなります。
また保証期間をつけると保険料は高くなるので、保証期間付のものも含めると、保証期間付終身年金、終身年金、確定年金、保証期間付有期年金、有期年金の順に保険料が高くなります。
具体的にどれくらい保険料が変わるかは同じ商品がないので何とも言えませんが、気になる方は同じような条件の保険で終身年金と有期年金の資料請求をして保険料の差を確認してみると良いと思います。
年金保険で年金の受取期間は非常に重要ですので、慎重に保険料の差を見つつ、後で後悔することのないような判断をするようにしましょう。
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