個人年金保険の年間払込保険料の平均額や分布
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
個人年金保険をはじめとした老後のお金の準備は、自分がどれくらいのお金が老後に必要なのかによって決めるのが基本的な考え方です。しかしそうはいってもほかの人がどれくらい保険料を支払っているのかは気になるものです。
これから保険に加入する人に参考にしていただく意味でも、ここではどれくらいの人がいくらくらいの保険料の保険に加入しているのかを見ていきたいと思います。
個人年金保険の年間払込保険料
生命保険文化センターが調査した、日本における個人年金保険の世帯別年間払込保険料の金額は以下のようになっています。
■年間払込保険料の分布
年間払込保険料 | 比率 |
---|---|
6万円未満 | 15.0% |
6万円以上12万円未満 | 16.9% |
12万円以上18万円未満 | 23.2% |
18万円以上24万円未満 | 8.6% |
24万円以上36万円未満 | 12.4% |
36万円以上48万円未満 | 4.1% |
48万円以上60万円未満 | 2.1% |
60万円以上 | 3.4% |
出典:生命保険文化センター
- 平均保険料金額は年額19.3万円、月額1.6万円
- 月額3万円未満の保険料の人が全体の76%を占める
最も多いのは12-18万円で23.2%となっており、全国平均は19.3万円となっています。年間保険料が平均の19.3万円だと月額は1.6万円程度、ボリュームゾーンの12万円の場合は月に1万円です。
また36万円未満の人で全体の76%を占めていますので、月の保険料では3万円未満の人が大多数を占めているという状況がわかります。
1万円から3万円くらいであれば月の生活費をやりくりすれば何とか捻出できそうな金額ですので、個人年金保険を検討している人にとってははじめやすい勇気の出る結果といえますね。
なお、払込期間にもよりますが、月3万円程度では生活していく上の十分な年金はもらえませんので、多くの人があくまで個人年金を公的年金の上乗せとして利用しているという点も見て取れますね。
一時払いと分割払いはどちらが多いか?
同じ調査結果に一時払いや月払いなどの分割払いを選択している人がそれぞれどれくらいいるのかも公表していましたので、あわせてこちらも紹介したいと思います。
■支払方法の分布
払込方法 | 比率 |
---|---|
一時払い | 21.6% |
分割払い(月払・半年払・年払) | 61.0% |
分割払い完了 | 17.9% |
出典:生命保険文化センター
保険料の支払方法は一時払いと月払い、半年払い、年払いなどがありますが、一時払いを選択している人は2割程度で残りはすべて分割払いを選択しており、個人年金保険の主流は月払いをはじめとした分割払いであることがわかります。
分割払いの中でもすでに保険料の支払を終えていると回答した人が全体の17.9%おり、今も保険料を分割払いで支払っているのは全体の61.0%です。
一時払いの個人年金保険は外貨建て個人年金や変額年金保険が多く、これらは別の種類の商品という感じですので、比率にそこまで意味はありません。
冒頭述べた通り、個人年金保険の保険料や支払方法は自分にあったものを選択するべきですので、他の人がいくら保険料を支払っていても関係ありません。それでも多くの人がどのような考えのもと保険に加入しているかを見て取ることはできますので、参考にしていただき自分にあった個人年金保険選びに活かすことができます。
個人年金保険には様々なタイプの商品があり悩んでしまいますが、自分がいついくら必要になるのかをベースに考えていくと、自然と加入すべき年金保険が見えてきますので、自分のニーズと対話をして最適な個人年金保険を選ぶことができると良いですね。
自分にあったお金の相談相手を見つける
老後のお金に対する不安を解消するには専門家に相談するのが一番で、特定の金融機関に属さないFPは大切なお金のことを相談する相手にぴったりです。
住んでいる地域や年齢、家族構成から自分にあった相談相手を探すことができるので、簡単に無料相談ができます。