20代の人の平均貯金額と20代に貯金をするメリット、デメリット
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
老後に向けては計画的に貯金をする必要がありますので、各年代でいくらくらい貯めていればよいのか気になる人が多いと思います。
ここでは20代の人がどれくらい貯金をしているのかを見ていきたいと思います。
20代は独身の人が多く、大きなお金が必要になるライフイベントもないのでお金を貯めることができる期間です。60歳までにお金を貯めやすい期間は20代と定年間近の50代後半ですので、貴重な貯金のチャンスである20代にはぜひお金を貯めたいですね。
一方で20代はせこせこ貯金をしてないで自分に投資をするべきだと言う人もいますので、人それぞれではありますが、結局どれくらいの貯金をしているのか見ていきましょう。
20代の人の平均貯金額と中央値
金融広報中央委員会が調査したところ、平成26年の20代の人の平均貯金額と貯金額の中央値は以下のようになっています。
■20代の人の貯金額の平均と中央値
- 平均貯蓄金額:279万円
- 貯金の中央値:112万円
平均貯蓄金額が279万円というのは多いと感じる人が多いのではないかと思います。
それでも毎月5万円を貯金して年間60万円、それを5年間続けると300万円ですので、20代でも十分貯金できる金額です。
平均の貯金額は全ての人の貯蓄額を合計して、人数で割った金額ですが、一人が多くの貯金をしていると平均を大きく釣り上げてしまうこともあります。
中央値は貯金が多い人から並べて、ちょうど真ん中の順位の人がいくら貯金をしているのかを表したものです。平均より中央値が低いと一部の高額の貯蓄をしている人が平均を押し上げていることがわかります。
中央値は112万円ですので、真ん中の順位の人は100万円くらいの貯金額というのがわかります。
年収以上に調査の年度や調査する人によって結果が上下するので、必ずしも正確な結果とは言えないかもしれませんが、参考にはなると思います。
20代に貯金をするメリット、デメリット
上述した通り、人生で貯金がしやすいタイミングは20代と50代ですので、老後の生活のことを考えると20代に貯金をすると圧倒的に有利になります。20代に貯金をすることで運用ができることを考えると、人生で最も貯金をした方が良い年代ともいえます。
結婚をして30代、40代になるとマイホーム取得や子供の教育費などどんどんお金を使うことになるので、気付いたら50代という人も珍しくありません。
お金のことだけを考えると20代に貯金をした方が良いのは明白ですが、人生を考えると必ずしも貯金をせず、人生を楽しんだりしたことのない体験をするために使うというのも重要です。
いわゆる「自分に投資する」というものです。
自分に投資すると言うのは、人生を楽しみ生活の質を高めるという意味と、将来に有益なことのためにお金を使うという2つの意味があると思っています。
前者は旅行に行ったり、大切な人との時間を過ごすために使うことで、後者は自分のスキルアップだったり人間関係を広げるためにお金を使うことです。
若いうちからずっと貯金だけをするのは寂しい人生とも言えますので、人によっては20代のうちは今を楽しんだり将来のために投資をする人も多いです。
個人的にはバランスが大切だと思っていて、貯金か自分への投資かを二択でどちらかを選ぶのではなく自分の収入の範囲内で今を楽しみできる限りの貯金もしていくというのが良いと考えています。
やはり将来のことを考えると貯金をしたり貯金習慣をつけることは非常に重要なことですし、少しずつでも貯金をしながら今を楽しむということもできます。
月に2,3万円であれば節約をしていなくても十分貯金できますので、まずは1万円でも貯金をすることを初めて自分がストレスを感じない無理のない貯金額を見つけていければ良いのではないでしょうか。
自分にあったお金の相談相手を見つける
老後のお金に対する不安を解消するには専門家に相談するのが一番で、特定の金融機関に属さないFPは大切なお金のことを相談する相手にぴったりです。
住んでいる地域や年齢、家族構成から自分にあった相談相手を探すことができるので、簡単に無料相談ができます。