サラリーマンの平均年収と日本のGDP推移

公開日:2015年2月11日

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お金を貯めるには収入を増やすか節約するしかありません。それぞれ大事ですが、会社員の人の場合収入を増やしたいと思っても会社の給与水準や日本全体の経済状況によって収入がどれくらい増えるか強く影響されます。

最近の若い人とバブル世代の人の話がかみ合わないのはこの前提がよく理解されていないためで、その人の能力が高くてもバブルの時代に比べると給料は上がりづらくなっています。

サラリーマン全体の給料はどのように推移しているのか、また日本の経済力はどのように推移しているのかを見ていきましょう。


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サラリーマンの平均年収の推移

平成25年の会社員の平均年収は414万円となっています。

会社員の人の平均年収は平成9年の467万円からゆるやかに減少しており、平成21年に起きたリーマンショック時には大きく年収が下がっておりそこからの回復の途上といえます。

■サラリーマンの平均年収の推移
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出典:年収ラボ

ピークの平成9年と直近年度である平成25年を比較すると約50万円も下がっています。

平成25年は2013年ですのでアベノミクスによって大きく株価が上がった年です。結果から見ると株価の上昇ほど給料は回復していないようで、資本家→経営者→従業員の順で株価上昇、業績向上の果実を得ることから考えると、従業員の給料が回復するのはもう少し先になりそうですね。

アベノミクスの政策の中で物価は上がってきてしまっています。日本経済全体が成長するためには従業員の給料が上がることがとても重要ですので、今後政府の対応が待たれますね。


日本のGDPの推移

日本の経済力を表す指標としてGDPがあります。GDPは国内総生産で1年間に生み出された財やサービスの総和です。

■日本の名目GDPの推移
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日本は経済力でアメリカ、中国に次ぐ世界第3位の経済大国ですが、GDPは約20年横ばいの状況が続いていて、近いうちにどこかの国に抜かれてしまう可能性も十分ありますね。

GDPは日本国内で生み出された日本全体の売上のようなものですので、GDPが上がってこないと日本全体の企業のもうけは多くなりませんし、ひいては従業員の給料も上がることはありません。

「失われた20年」や「リーマンショック」など経済に関してはネガティブなワードがニュースに出ることが多いですが、それを裏付けるかのように日本全体が成長していないことが見て取れます。

自分の給料が上がるかどうかにも関係してきますので、GDPの数値や自分の会社の業績などは見ていると面白いと思います。


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