宝くじの1等が当たる確率と控除率
老後の生活費は100万、200万では足りず、結構な大金が必要になります。
大金が必要になるというと宝くじが当たって大金が入らないかなーと考える人もいるかと思いますが、宝くじで100万円以上の当選金が当たることはまずなく奇跡といってよいものです。大量に購入すれば話は別ですが、年間数万円の購入程度ではまず当たることはありません。
宝くじの1等が当たる確率
宝くじは「組」と「番号」により区別がされていて、宝くじの1等は組と番号全てが一致している場合に当選となります。
当選確率は1,000万分の1というとんでもなく低い確率になっています。日本国民全員が1枚ずつ購入したら10人しか当選しないとても狭い門です。
■宝くじの当選確率
- 1等(5億円) :1,000万分の1
- 1等前後賞(1億円):500万分の1
- 1等組違い(10万円):101,010分の1
- 2等(2,000万円) :333万分の1
- 3等(100万円) :10万分の1
※当選金額は2014年年末ジャンボ宝くじの金額
1等の番号の下1桁の1番違いは1等の前後賞として1億円が当たります。「123456」が当選番号だとすると「123455」と「123457」が前後賞となります。
また番号は1等と完全に一致しているものの組が違う場合は1等の組違い賞として10万円が当たります。
前後賞と組違いでは大きく当選金が異なりますが、1本の1等当選くじに対して99本ある組違いに対して、前後賞は組が同じでないといけないので2本しかありませんので、前後賞の賞金が高くなっています。
3等の100万円でも当選確率は10万分の1ですので当選することはまずないですね。
結婚式の2次会のビンゴ大会で目玉商品が当たる確率を100分の1程度と考えると、10万分の1という確率がどれだけ途方もないものかわかると思います。
宝くじの控除率は競馬よりも高い
宝くじの当選確率は途方もなく低いですが、当選金額がとてつもなく高いので仕方ないと思っている人も多いと思います。
しかし同じ金額を買って確率的にいくら戻ってくるかを意味する期待値は決して高くありません。宝くじを1,000円分購入した場合の期待値は約550円です。
これは運営元である国が購入者から集めた金額のうちの一部を当選金として出さずに収入としているためで、このように運営元がどれくらいの割合をもっていくかを控除率で表します。
宝くじの控除率は約45%で、約25%の競馬や10%から15%のパチンコと比べても高くなっています。
■主な公共くじの控除率
- 宝くじ:約45%
- 競馬:約25%
- 競輪:約25%
- 競艇:約25%
- オートレース:約25%
- パチンコ:10%~15%
控除率の面から見ると、宝くじよりも競馬やパチンコなどのギャンブルの方がお得なのです。
宝くじは夢を買うという意味で他のギャンブルと一線を画していると主張する人もいますが、公共くじという意味では同じものです。
本当に一攫千金を狙うなら、宝くじを買うより競馬や競輪などの控除率の低い公共くじを購入した方が良いかもしれませんね。
それでも10%から25%は胴元に取られるので効率は決して良くありません
大金を手にするのはやはり楽ではありませんね。
自分にあったお金の相談相手を見つける
老後のお金に対する不安を解消するには専門家に相談するのが一番で、特定の金融機関に属さないFPは大切なお金のことを相談する相手にぴったりです。
住んでいる地域や年齢、家族構成から自分にあった相談相手を探すことができるので、簡単に無料相談ができます。