もらいすぎ?国家公務員、地方公務員の種類や年収の推移

公開日:2015年2月11日

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不景気になると良く聞くのが「公務員は安定している」という言葉です。リーマンショック以降の不景気により就職活動をする若い人たちを中心に公務員志向の人が増えているようです。

「公務員になりたいです」と言っていると安定志向のつまらない人とあらぬ批判を受けたりしますが、実際に国や地方自治体に雇われる公務員は会社の業績が悪くてクビになったり給料を急激に下げられる心配はほとんどないので安定しているといえます。

結婚相手としても人気な公務員の給料について見ていきましょう。


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公務員と言っても様々な職業がある

  • 国家公務員:行政機関に勤める人、内閣総理大臣、裁判官、自衛隊員
  • 地方公務員:都道府県知事、市町村長、議会議員、教師、警察官、消防士

公務員といっても様々な職業があり、ひとくくりにすると良く分からなくなります。会社員の中に銀行勤務の人がいれば車を作っている人もいて色々な仕事をしているのと一緒ですね。

国家公務員は行政機関や特定独立行政法人に勤務している人のことで、公務員試験に合格した人が面接等の試験に合格すると働くことができるのが一般的です。

国家公務員試験にはⅠ種、Ⅱ種、Ⅲ種があり、Ⅰ種→Ⅱ種→Ⅲ種の順に試験の難易度が上がり、合格した試験によって就ける職業も変わってきます。ドラマなどで見るキャリア官僚、キャリア組とはⅠ種の試験を合格した人たちを指します。

国家公務員はその他にも内閣総理大臣、大臣、副大臣、裁判官、裁判所職員、自衛隊員など特別職と呼ばれる人たちもいます。

また、教師、警察官、消防士の人たちも公務員ですが、地方自治体に属する地方公務員で、地方公務員の中でも教師、警察官、消防士の人たちは一般職地方公務員と呼ばれます。

国会議員ではない、都道府県知事、市町村長、議会議員は特別職地方公務員と呼ばれます。

給与、待遇と言う意味では大きく「国家公務員」と「地方公務員」で分かれることになりますので、国家公務員と地方公務員の平均収入を見ていきたいと思います。


国家公務員・地方公務員の平均年収

様々な職業の収入を独自に調査して掲載している年収ラボによると、国家公務員、地方公務員の平均収入の推移は以下のようになっています。

■国家公務員の平均年収推移
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■地方公務員の平均年収推移
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出典:年収ラボ

少し古いデータですが、平成19年度の国家公務員の平均年収は662.7万円、地方公務員の728.8万円となっています。

一般的な民間企業のサラリーマンの平均年収が600万円程度と言われている中では、公務員の給料は若干高いくらいという感じですね。

国家公務員と地方公務員というとイメージ的に国家公務員の方が給料が高そうですが、平均年収だけを見ると地方公務員の方が70万円弱年収が高いようです。

国家公務員、地方公務員ともに特殊な職業が多いので、全体の平均として比較するのは好ましくないような気もしますが、データとしては地方公務員の方が多く収入を得ているということになっています。

民間の会社員と比較すると、少し年収が高く、安定度を考えると公務員の方が良いように思えますが、民間企業の会社員も大企業なのか中小企業なのかでピンキリです。

感覚的には大企業のサラリーマンの方が公務員の人よりもお金を持っている印象もありますので、単純に比較はできません。

また公務員といっても聖職と呼ばれ尊敬される分、自身の行動にも責任を求められる教師や、時に命をかけて国や人命を守る警察官や消防士、自衛隊など特殊な職業もあります。

これらの職業は自分に合っているかが重要ですので、単純にお金だけで選ぶと後で痛い目を見ることになります。

一般的に転職をすると生涯年収は下がることになりますので、生涯年収を最大化したいという人は特に慎重に職業を選ぶ必要があるといえるでしょう。


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