金や純金積立による資産運用のメリットと金投資の種類
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資産運用をする場合、株や投資信託などに投資をするイメージが強いですが、「金」に投資をすることもできます。
売買がされているので価格変動のリスクはありますが、金は不変の価値がある鉱物ですので、価格が0になってしまうことはありません。
変わらぬ価値を持っているという点で株価が大きく動いている時には安全資産としての価値もあるので分散投資の観点からも一部の資金で投資するのも良いと思います。
金投資のメリット
■金投資のメリット
- インフレリスクに強い
- 金に価値があるので価値が0になることがない(信用リスクがない)
- 換金性が高い
金投資にはインフレリスクに強いというメリットがあります。
物価が上がることをインフレといいますが、インフレ時に銀行預金など「お金」で資産を保有していると、これまで100円で買えたものを手に入れるのに110円必要になることになりますので、相対的にお金の価値は目減りします。
これをインフレリスクと言いますが、インフレ時に金という「物」で保有しておくことで価格が上がるので、価値が目減りすることはありません。
また金自体に価値があるので投資をしたものの価値がなくなってしまうことがないことも魅力です。株式投資をする場合はその企業が倒産すると株式の価値は0になり紙切れになってしまいます。しかし、金は金自体に価値があるので価格が0になるということはありません。
さらに株は株価が急変している時には好きなタイミングや価格で売れないことがありますが、金は万国共通の価値があるので非常に換金性が高く、売却価格はともかく売却ができないということはありません。
このように換金性が高いというのも金投資の大きなメリットです。
金への投資方法
一口に金に投資をすると言っても方法はいくつかあります。
■金への投資方法
- 地金を購入する
- 地金型金貨(コイン)を購入する
- 純金積立をする
- 金ETFを購入する
地金・地金型金貨(コイン)
地金(じがね・じきん)とは金属を貯蔵しやすいように固めた金属塊です。つまり金そのものを購入する投資方法です。
地金を金貨にした地金型金貨も金への投資となります。地金型金貨は元々は貨幣として利用されていましたが、金の含有量が多く金としての価値が認められ金への投資商品として取引されています。
地金や地金型金貨は地金商、貴金属商で購入することができます。
純金積立
純金積立は毎月決まった金額を積み立てて金を購入する投資方法です。満期を迎えたら換金をすることができます。
毎月1,000円から投資をすることができる取引業者もあり、少ない金額から投資をすることができる点が魅力です。
純金積立は地金商、貴金属商で購入することができますが、最近ではネット銀行などでも投資することができます。
金ETF
金の現物を購入するわけではありませんが、金のETFという金の価格に連動する有価証券に投資をすることもできます。
ETFとは上場投資信託のことで、金の価格に連動するETFという商品もあります。東京証券取引所や大阪証券取引所に上場している商品がありますので、証券会社に口座を開けば簡単に取引をすることができます。
一定口数以上保有していると、現物転換をして実物の金と交換することもできます。
金は証券会社やネット銀行でも取引できる
金投資のメリットや金に投資をする方法を見てきました。
金は金地金商(○○貴金属など)で取引するイメージが強いですが、証券会社や銀行でも取引が可能で、最近利用者が急増しているネット銀行でも取引をすることが可能です。
個人的には金の取引だけのために金地金商に口座開設するのは面倒ですし管理も大変です。手数料の面からも証券会社やネット銀行で取引する方が安くなっています。
ネット銀行でNo1の住信SBIネット銀行で取引することができ、気軽に始めることもできますので興味があるひとはぜひ見てみましょう。
変わらない価値がある金は何十年たっても実質的な価値が上がるわけではありませんが、変わらない価値というのが魅力ですので、老後のお金を準備する中で資産の一部を金で持っておくのも良いかもしれませんね。
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